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【HSP】つらさとの共存は少しずつ

癒しが進む過程で、
「つらい感情に向き合う」とき、
私たちは逃げ出したい気持ちにかられます。

 押しつぶされそうなくらい、
あまりにも苦しかったりすると
無理に向き合うことはかえって
状態を混乱させてしまうかもしれません。

 ベトナムの僧侶で
瞑想指導者のティクナット・ハンは、
つらい感情とどのくらい共存すべきか尋ねられ、

「少しだけ」

と答えたそうですよ。 

自分の中にある不快な感情に気づくことは、
自分を受け入れるのに必要な過程です。
しかし
自分への思いやりを育むワークでは、
感情のつらさにちょっとふれるだけでいい
とされています。

「ちょっと」がどれくらいかというと、
自分を圧倒しない程度だそうです。

圧倒しないようにゆっくりと進めて、
徐々に近づいていくといいよ、
と説明がありました。

 時間をかけてゆっくり癒していくと
だんだん、自分を受け入れる器が広がり、
最初は向き合えなかったところに
触れることができる
ようになっていく。

 そういうことのようです。 

 圧倒されそうだ、
押しつぶされそうだ、

と感じたら一歩引いてよいのです。

 いま、そこと向き合うのか、
一歩引くのかを見極めることもまた、
自分自身のほんとうの声を聴く
レッスンのようなもの
かなと思います。

ゆくゆくは
つらい感情を無視したり、
抵抗したり、
押しつぶされたりせずに、
向き合えるようになっていければいいですよね。

マインドフルネス、
いまここにあることを心がけ
気付いたら流していくといいかもしれません。

 ざわめいている感情に気づいて、
「ああ、こういう気持ちがあるな」
と気づいたらそれを言語化して、
なだめたりゆるしたりしていくのですね。

ラベリング(感情に名前を付けること)
メリットとデメリットがありますが
上手く使うと心を整理することもできます

感情を言葉に置き換えて分類すると、
感情をときほぐして、
その感情に飲み込まれるのを防げるのです。

ラベリングはストレス反応を低下させる
という研究結果もあるそうです。

都合の悪い感情を見ないようにすると
発散されることがないので
いつまでもくすぶって形を変えてしまいます。

言葉の力をうまく使って、
感情的な気づきをうながし
和らげたりなだめたりできるといいですね。

 


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