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【HSP】共感性と過剰同調・2

前回からの続きです。

HSPの人の共感性が、
生きていくのに支障が出るほどになると、
「過剰同調」となります。

相手の状態が自分の中に、
流れ込むように入ってきてしまう

自分と他者の境界線が薄くなって、
まるで水が境界を越えて流れ込むように、
相手の想いが入ってくるような状態です。

自分と他者を分ける境界線が
必要に応じて引けないと、
本人としてはとても苦しいでしょう。

どれが自分の感情で、
どれが外から入ってきたものなのか。

わからないままで生きるのは、
苦しいものなのです。

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自他の境界線の薄さには、
いくつかの要因があります。

生来の気質のほか、
神経発達が何らかの理由で弱い場合や、
自己主張できない環境で心を閉ざす
というケースもあります。

自他の境界線はいつ育つか。

赤ん坊から成長する過程で、
人は「自我」を獲得していきます。

2歳半くらいで自己主張期という、
自我の芽生えが起こります。

適切な自他の境界線も、
この頃に育まれる部分が大きい
ようです。

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HSPさんはとても過敏です。
親の些細な言葉や態度にも、
傷つきやすかったりします。

相手の気持ちを思いをめぐらすあまり、
感情を表現できなかったりする
でしょう。

自分が抱いた負の感情を処理できず、
トラウマをつくりやすいのです。

負の感情を外に出して発散できない。

さらに、
自我を育む過程で、
自己肯定感が低くなってしまう。

〇自己主張ができない
〇自己肯定感を持つことが出来ない

これらの要因が重なって、
境界線の感覚が育ちにくくなるようです。

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