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関西の文系大学生だった僕がデザイナーになるまでの話

この記事は「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2022」の20日目です🎄

はじめまして。freee株式会社でデザイナーをしているyoshiki(@YMYK0114)です。

実は、このアドベントカレンダーの依頼をいただいてから何を書こうかずっと悩んでいました。

ですが、先日のtobita君の記事にすごく感銘を受け、僕もこのtobitaメソッド(前編:自分の経験の話、後編:伝えたいこと)を参考にしつつ記事を書くことを決めました。tobita君(@0b1tk)感謝🙏

また違った1つのケースとして誰かの参考になったり、一歩を踏み出すきっかけになれば良いなあと思っています。

僕はどんな人

関西の大学に通っていた。経営学部専攻。
あるきっかけで3年の11月にデザイナーになることを決意し、デザイナーとしての就活を開始。
3月にfreee株式会社に内定が決まり、今年の4月に新卒入社。

前編:可能性に蓋をしていたもやもやが晴れる瞬間

僕がシュウカツを意識し出したのは2年の冬頃でした。
周りの人たちが就活セミナーに行ったり、インターンに参加したりし始めたのをみて自分もはやく始めなきゃ!みたいな気持ちになり、いくつかセミナーに参加してみたりしました。

そこでは自己分析をしたり面接の練習をしたりするのですが、僕はあまりそれらに興味を持てませんでした。正直全然面白くなかった。

それでも数ヶ月頑張ってやってみようと思っていたのですが、やはり続かず徐々に足が遠のいていきました。

ちょうどゼミの活動が始まったり、初めての長期インターン(非デザイン系)を始めたこともあり、そっちに熱中するようになりました。当時、シュウカツに対する漠然とした不安はありつつも今楽しいことを全力でやろうという気持ちを持っていました。

そんな僕が初めてデザイナーという職種を意識し出したのは、3年の夏頃のことでした。

ゼミの教授(@yamagata_mas)の繋がりで、ReDesigner for Studentの田口さん(@kzm_tgc)が僕が所属していた大学でポートフォリオレクチャーを開催してくれました。

当時はポートフォリオって何?オイシイの?状態だったのですが、そのレクチャーを受けて、なるほど面接だけじゃなくて成果物で評価されるシュウカツもあるのかと少し衝撃を受けたのを覚えています。

少し興味をもった僕はReDesigner for Studentに登録し、他の学生たちがアップしている作品をちょくちょくみたりするようになりました。

そこには、素晴らしいグラフィック作品やUIデザインの作品、物理プロダクトのデザイン作品などたくさんの作品が溢れていました。

これまでデザインとかアートとかそういったものに全く接点がなかった文系学生の僕からするとそこは完全に異次元の世界でした。自分がそこに足を踏み入れようなどとは1ミリも思いませんでした。ただ感嘆するばかり…


そんな状態の僕に一つの変化を与えてくれたのが、同じゼミメンバーの女の子でした。

夏休み明けの9月。久々の授業で集まった時、その女の子が僕に作成中のポートフォリオを見せてくれました。

本当にびっくりしました。

異次元の世界だと思っていたデザイナーの世界に一歩踏み出している人がこんなに身近なところにいるなんて!

雲の上の存在だったものが急激に近くにきたような感覚になりました。と同時にすごくわくわくしたことを覚えています。

とはいえ、デザイナーって絵が上手い人たちがなるようなものなんでしょうという固定概念を持っていた僕はまだそこでは踏み切れません。

そんなタイミングでさらに背中を押してくれた出来事が、ReDesigner for Studentのイベントでした。

そのイベントでReDesignerの事業責任者である佐宗さん(@Junsus4D)が、表層だけでなく戦略から関わっていけるデザイナーが必要だということをおっしゃっていました。

その言葉を聞いた時に、それは僕もできるんじゃないか、いやむしろやるべきなんじゃないかと強烈に思いました。

今まで抱えてきたもやもやが一気に晴れた瞬間でした。

よし、デザイナーになろうと決意して、気づいたらその日のうちに田口さんに面談を申し込んで「今からデザイナーになりたいんですけどどうしたらいいですか?」と聞いていました。田口さんも急に熱をあげて喋り出す僕に最初戸惑っていたような気がします笑

デザイナー(特にIT系)のシュウカツは比較的早い時期から選考が始まるので、ポートフォリオが一つもない僕にとってはかなりシビアなスケジュールだったと思うんですが、不思議と不安はなかったです。

そこから慌てて作品作りに取り掛かるのですが、とにかく楽しい。慣れないadobeソフトと格闘しながら夢中で手を動かしました。

具体的にやったこととしては、freeeのウィンターインターンに参加したり

クラウド会計ソフト会計freeeの改善提案。クラウド会計ソフトの従業員向けホーム画面を改善。freee株式会社様の1weekインターンシップの課題として「会計フリーのホーム画面の改善提案」を行った。freeeの社員さんの協力のもと、インタビューを行い、導き出した課題からアイデアを決めプロトタイプを作り、さらに検証を行い、最終的なアイデアをUI画面に落とし込み提案を行った。ツールfigma、制作期間5日間、担当すべて、種別インターン課題
ウィンターインターンの発表資料の表紙

イベントで声をかけて集めたデザイナー志望学生6人でコンペにでたり

コンペにて作成した作品、最優秀賞受賞

そして無事、現在はデザイナーとして働くことができています。
今やっていることも自信を持って楽しいと言えるし、影響を与えてくれた全ての人にすごく感謝しています。

後半:僕が今、就活生に伝えたいこと

僕が今伝えたいことは一つです。

一筋の光を見逃すな

僕はずっとデザイナーに興味はありつつも自分で自分に何かしら理由をつけて一歩踏み出せずにいました。

そんなもやもやの中、何回か光が差すタイミングがありました。
そこに飛び込んでみることで一気に世界が開けたような感覚があります。

チャレンジする時に不安なことっていっぱいあると思います。最初の一歩ってなかなか踏み出せないですよね。

でも、そんな中でも光が差すタイミングって何回かあると思うんです。あ、もしかしたら自分でもやれるのかもって。そこを逃さないで欲しいです。勇気を持って飛び込んでみて欲しいです。

もちろん飛び込んだ結果、うまくいかないこともあると思います。でも僕はその経験自体に価値があると思っています。
もやもや悩んでる状態から抜け出して一歩前進した訳ですから。うまく行かなくてもまた違う道へ進み出せばいいだけなので。

とにかく、自分のわくわくする気持ちに素直に生きるというスタンスの方が楽しいのかなあと個人的には思っています。

この記事がどこかの誰かにとって一筋の光となることを願いながら、今回は筆を擱くことにします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

(ちなみにfreeeのアドベントカレンダーも書いているので興味ある方は見てみてください。)


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