売れないミュージシャンとロキノンガール vol.1
今朝から音楽を聴き漁ってる。
全てを忘れる様に、
Spotify、tokyo hits 50に始まりj-rock nowの全曲を取り敢えず片っ端から聴きあさった。
僕は売れないミュージシャン
君はロキノンガール
付き合ってもうすぐで2年になる。
対バンしたバンドを見に来てた彼女、
お客さんなのに打ち上げにまで来ていたんだよな。
ライブ中、客席の中に君を見つけた。
その瞬間、恋に落ちた。
初めて超田舎の山奥で星空を観に行った時以来の感覚だった。あの日だってこれ以上の感動と美しいものなんかもうないんじゃないかって思ったのに。
100人に満たないお客さんだったけど、
君は正にベガかアルタイルかの様に輝いて見えた。
ライブの30分間、何度も何度も君を見つめた。
6曲中たった1曲しかないラブソングに関しては、ただただ君に届けと心を込めて歌ったのを覚えている。
その後、まさか打ち上げに君が参加していて突然の出来事に緊張。
話すこともなく二次会に突入し、カラオケでaikoを歌ったら君も好きだってことが発覚して初めての接点。
時計の針は12時を周り、いつしか終電もなくなった頃に解散で。どうする?なんで話してたら、
家がご近所で一緒にタクシーで帰ることになるなんて。
ステージの上で勝手に君に歌ったときには思いもしなかった。
僕は緊張と緊張と緊張で酒に酔って
君は酔ってないのに酔った振りをしてたんだよな。
そのまま、きみの家にあがった。
玄関を開けたら洗濯物の香りが泳いだ。綺麗に並べられてる履き古したドクターマーチンからおろしたてのスニーカーが並べられていた。
抱きたいと付き合いたいが混じり合い、玄関で突然の告白。童貞かよ、と思ったが
勢いに任せた言葉が功をなし、僕らはカップルになった。
そのまま靴を脱ぎ、雪崩かの様にベッドに倒れ込んだ。さらにいい匂いがした。
君の頬に手を添えてキスをした後に、
ブラジャーのホックを外した。
君の服の中に手を入れ、背中に回してから外すまで2秒。きっと君は僕のこと遊んでるんだろうなって思ったんだろうな。
to de continued...
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