福岡国際マラソン雑感

なぜAグループ(2分58秒/km)で勝負したか
それは、4年後のパリオリンピックを見据えており、このペースを経験しておくことは、自らの可能性を広げることに繋がると考えたからである。
結果的に、27kmで離れてしまったがこの集団について得られたことがあるのも事実である。

1、心理的障壁の払拭
正直、スタートラインに立つ前はこのペースでいけるのか。
速く感じないだろうかといった不安を抱いていた。
しかし、実際に走ってみると絶妙なペースメイクのおかげでそれほど速く感じずに途中まで走ることができた。次、このペースに挑戦するときは今回よりも気持ちに余裕をもってレースを進めることができるはず。それが、後半の余裕にも繋がってくる。

2、トラックのスピード不足
ハーフを過ぎてから、じわじわと脚に疲れが蓄積されていくのを感じた。
それまで、集団の後方でレースを進めていた吉田選手が初めて集団の前方に出てきた時(25km?付近)の余裕度は、かなりのものであった。
私はこの時点で9割以上の力を使っていた。対する吉田選手かなりの力を温存していたに違いない。
この差は、トラックのスピード(5000m、10000m)に起因するものだと推測する。

5000mPB吉田選手13分36竹ノ内13分56
10000mPB吉田選手28分19竹ノ内28分36

トラックのスピードを向上させることが、マラソンのペースにゆとりをもたらし、後半の落ち込みを最小限に止めることができるはず。そのためにも、これまでよりも、質の高いインターバルトレーニングが必要である。

3、集団での位置取り
今回、ペースに対して心理的な余裕がなく集団での位置取りを気にするほどの余裕がなかった。この点も改善が必要。途中まで、完全に気配を消していた吉田選手は理想的。本当に、存在を感じさせませんでした(笑)

今後、大幅な自己新を狙うにはトラックのスピードを向上させることがカギになるだろう。

といはいえ、まずは自己新を出した自分を褒めたい。
心身ともに、休めてまた前に進んでいく。
最後に、キンゴリ選手給水ありがとう。
あのシーンは、現在の状況を考えると賛否両論が分かれると思います。
私は、素直に嬉しかったです。ありがとう。
そして、またどこかのレースで会いましょう。

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