エモいファイナンス表紙2

#1:エモいファイナンス始めます!

はじめまして!「株式会社プロフィナンス(https://www.profinanss.com)」という会社を経営している、木村義弘と申します。
今日がnote初投稿です!(ドキドキ)

早速ですが、皆さんは「ファイナンス*1」と聞いて、どのようなイメージをもちますか?


「とりあえず難しそう…」
「企業活動のお金の流れを管理する仕事?」(教科書的!)
「超几帳面な人が黙々と数字をチェックしている、暗~いイメージ…」

…そんな声が聞こえてきそうですね。

でも、ファイナンスってそうじゃないんです!!
もっともっとクリエイティブでワクワクするものなんです!

そんな自分の考え方を周りの人たちに話していたら、
「それ面白いね!」
「割と斬新だね!」
「ファイナンスを見る目が変わった!」
ファイナンスを専門とする方からも、
「そうか、そう伝えればよかったんだ」
と多くの方から仰っていただくことができました。
そこで、今回思いきってペンを取り、僕なりのファイナンスへの思い・考え方をnoteでも発信していくことにしました。
題して、「エモいファイナンス」

本日から3回にわたって、僕が考える、これまでの常識を覆す(?)ファイナンス論(談話?)を、このnoteにしたためていけたらと思います。

・ファイナンスとは、「管理」ではなくデザイン!?
・ファイナンスは、「仲間づくり」!?
・CFOに真に求められる人物像とは?

このようなお話をしていければと思っておりますので、ファイナンスのことは全然知らないよという方も、ファイナンスがすでに専門でいらっしゃる方も、ぜひお付き合いいただけたら嬉しいです。

■まずは自己紹介

まず、簡単に僕の自己紹介をさせてください。
僕は、大学院修了後、ベンチャーキャピタルにて投資先の支援(最初に担当したのは、今では大企業に成長したユーグレナさんでした!)、ベンチャー企業にてインド事業立ち上げ、デロイトトーマツコンサルティングにてミャンマー事業所立ち上げ等を経て、国内事業会社で国内外のM&Aを担当したり、買収先のCFOとして経営に携わってきました。そして2018年、これまでのキャリアの集大成としてオリジナルのプロダクトを世に送りだすべく、プロフィナンス を創業しました(プロダクトはローンチ準備中!)。

どのキャリアにおいても、僕は一貫して、新しい事業の計画を数字で表現すること(事業計画や財務モデルと言ったりします)や、財務戦略を立てることを強みにしてきました。ちなみに、2019年12月からは某国内大手ビジネススクールにて、ファイナンス担当の講師として教壇に立つ予定です。

前置きが長くなりました。本日の本題に入りましょう!
第1回として本日お話したいのは、「ファイナンスとは、『管理』ではなく『デザイン』だ!」ということです。

■ファイナンスとは「管理」ではなく「デザイン」!

ファイナンスは、よく会計と並べて語られます。
「会計とファイナンスの違いは何か?」と聞かれたら、皆さんはどう答えるでしょうか?日本語だと「財務管理」という言い方をするので「管理」のイメージが強いですが…

けど、僕ならこう答えます。
「会計はビジネスの実績(過去)を記録する方法論で、ファイナンスはビジネスの未来をデザインする方法論です」と。

会計が、企業の活動記録、つまり過去を見ている一方で、ファイナンスは「どのようにお金を使っていくか/集めるか/還元するか」という未来を見ています。
そう、僕が考えるファイナンスとは、「未来をデザインするもの」。つまり、将来のことを考えるための方法論なのです。
会計数値をつかって現状の経営状況を数値で把握することもファイナンスの重要な役割です。ただ、それは管理のためではなく、どう未来をデザインするか、そのためにいかに今の状況を生かすか、これまでの取り組みが数値としてどう表れているかを知るために行うものです。ファイナンスが見据えるのは常に未来*2なのです。


…少しファイナンスのイメージがワクワクするものに変わってきたでしょうか?
ワクワクするまでは至っていなくても、ファイナンスという領域が未来を考える「前向き」な分野だってことはご理解いただけのなら…嬉しいです。

では、ファイナンスは具体的に何をデザインし、何を作り出すのでしょうか?
次回は、このエモいファイナンスシリーズを書くきっかけとなったお話をさせてください。

*1 一口にファイナンスといっても、大きくは投資家視点のインベストメント分野と企業視点のコーポレート・ファイナンスがありますが、本稿では主に「コーポレート・ファイナンス」を対象とさせてください。

*2 (追記) そういえば、上記の通り最初ご縁があったユーグレナ社は、最近、CFO(=Chief Future Officer)を迎えられましたね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?