左半身麻痺になってから丸1年経った

去年の3月に脳梗塞で左半身麻痺を患ってから丸1年経ちました。

間違いなく今までで最も辛い1年でしたが、
家族や友達、病院関係者の優しさに支えられて、自分もこのままじゃ嫌だという気持ちで、リハビリを頑張りながら、
「車椅子に座れるかどうかすらわからない」(実は座るという行為って結構難しくて、リハビリをしてなんとか長時間座っていられるようにはなりました。最初は、座ろうとするとバランス取れなくて倒れてしまっていた。)
と先生に言われた状態から、自宅で生活しながらリモートで仕事ができるくらいには回復できました。

それどころか、たまに家族や友達とご飯や映画を観に行ったりもできるようになりました。
入院中に何度も励ましのラインをくれたり、リハビリ施設を退院した翌日に会いに来てくれて、意外と大丈夫そうじゃんってご飯に連れてってくれた友達もいて、
本当に人には恵まれてるなと感謝でいっぱいです。
ただ、病気前から付き合っていた彼女だけは、本当に本当に心残りというか、彼女が持っていた大きな夢を俺も手伝うし、将来幸せにしてみせるからって誓ったのに、自分が病気になったせいで全て失ってしまって、彼女にはとても不安で寂しくて辛い思いをさせてしまって、リハビリ施設に転院後、別れることになってしまった。
別れることになったのは何よりもしんどいけど、彼女にはもっと辛い思いをさせてしまったと思うと、後悔してもしきれない。


辛くて寂しい入院生活は彼女と過ごした思い出と写真があったからこそ乗り越えられた。
今後も辛いことがあるたくさんあるだろうけど、
その幸福な思い出を思い返せば乗り越えられそうな気がする。
だからこそ、「ありがとう」をどれだけ伝えても足りないし、まだ自分にできることが少しでもあるなら何でもいいので力になってあげたい。
彼女とは素敵だなとか、美しいなと思うものが同じで、あと音楽の趣味もバッチリ合ってて、(いや、まずなによりもめちゃくちゃかわいい。)
そういう感性的なところを共有できたので、お互い静かに音楽を聴いて、たまにどちらかが口ずさむのを聴いてるだけでも本当に幸せな時間だった。
そういう小さい幸福な思い出が、病気さえなければ未来にもたくさん作れるはずだったのに、一瞬で全てを狂わせてしまった。
自分はあまり古い考えの持ち主ではないけど、やっぱり男として産まれた以上、好きになった女の子は自分で守りたいし、養ってあげたいし、幸せにしてあげたい。
自分は料理も家事全般もできるし、子供も好き。(ロリコンって意味じゃないよ。)

そうやって家庭を築いて、立派なお父さんとして生きていきたかったなって思います。

まだ諦めたわけじゃないけど、そういう生き方が難しくなってしまった現実があることも理解してます。
どうしても誰かを支えるより、誰かに支えられることの方が多くなってしまうから。
自分のことですらままならないのに、誰かを支えることなどできるのか。

さて、1年経って思うことは以上となります。
また更新するので、良かったら暇潰しにでも見ていってね。

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