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【マーケ事例#3】KINCHO いま、いいよね。一方通行の新聞広告(2021)

リサーチしていく中で見かけた事例を読み解いてアーカイブする試み

ピックアップ事例

コミュニケーション内容

①新聞広告の自由さと企画力を活かして出稿
②話題化すれば、他メディアやSNSでも情報が流通し流入増を目論む
③HPでも企画の面白さを優先してアテンションを継続
④CTAなど購買につながるポイントはちゃんと押さえる
⑤ブランドイメージがあがる&売上があがる

仕掛け/学び

最初のタッチポイントはアテンションを引くことに特化
 └引き方はあえてキンチョー関連ではなく広告関連の切り口
 └新聞広告だからできる内容
 └ネットを的に回さないよう「internet/daisuki」などでエクスキューズ

HPに来てもらったあとも90年代風のページでアテンション持続
 └新聞からのアナログ文脈を活かし、90年代風のHPに遷移
 └興味を持続させる仕掛け

・情報の優先度は「面白さ>販促」
 └メインコンテンツは今回のキャンペーンに沿う内容
 └シェアしやすいコンテンツ

・製品ページへの誘導は抜かり無く
 └販促部分はページ左側のiframe部分に留める
 └メインコンテンツにも「製品ページへ」のCTA

雑感

KINCHOには面白い広告施策をたくさんあるとのことで、すこしリサーチ。自由にやれている理由は、KINCHO担当者が最後まで自由にやって良い環境があることが大きいと思う(大抵は、何重にもチェックフローがあって、企画の面白さが落ちていくので)

毎年、何かしら面白いことをやって話題にしているのは凄いし、何より広告を「楽しめるコンテンツ」として世に送り出していて、他の企業だとなかなかできないことをしている印象。

「広告の目的はいつも同じで、『商品の告知』をしながら『話題にしてもらって』『キンチョウブランドを好きになって欲しい』ということです。もちろん買って頂く事が一番の願いではありますが。そしていつも大切にしているのは『広告なんて誰も積極的に見ようとしていない』ということです。まずは無視されないためにどうするかを考えています」by担当者

とのことなので、ユーザーのことを考えるステキな企業だと感じた。

参考資料


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