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道を聞かれる準備をしておく話

私は人に道を聞かれることがしばしばあります。話しかけやすそうな風貌なのか、地元の人に見えるのか原因はわかりませんが、今では一つの特技だと思っています。

道を伝えるだけでなく、どこらから来たのか、他にどこに行くのかなどを聞いて、私が知っている場所なら若干の説明を加える、そんなやり取りをすることがあります。二言、三言のやり取りが何かほっとする、温かいものを運んでくれる気がします。

私の知り合いに、道を聞かれる準備をしている方がいます。自宅周りで道を聞かれることが多いそうで、常に地元のガイドマップを準備し、道を聞かれると丁寧に説明をされるそうです。道を聞いた方が感激して、後からお礼の手紙が届いたというエピソードもあったようです。まさに一期一会ですね。

時節柄、出かける人も、道を聞く人も減っているかもしれません。そんな中でも、私たちの周りで心に残る出会いが生まれるといいですね。

あなたの知らないところに いろいろな人生がある あなたの人生が かけがえのないように あなたの知らない人生も また かけがえがない 人を愛するということは 知らない人生を知るということだ (引用 灰谷健次郎 ひとりぼっちの動物園 あかね文庫)

最後まで読んでいただきありがとうございます。これからも本好きのエピソードを紹介していきます。

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