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おいしいって、何だろう。

テレビや雑誌では、ツヤッツヤでトロトロの料理が良く特集されてます。

熟成肉や低温料理、とんかつ、寿司まで
おいしいものはつきません。

究極、栄養と味を満たすだけなら
スーパーフードなんていうのも珍しく無くなってきました。

**そもそもおいしいって何でしょう? **

考えだすと人それぞれの基準があったり無かったり。
値段の高い安いでも測れないし
希少性の高い食材が何よりもおいしいって訳でもない。

レストランは勿論おいしいに決まってるし
逆にロブション氏は家庭料理が究極と、雑誌の対談で読んだ記憶もあります。

その中、私がいち、つくだ煮屋として
そうだな、と腹に落ちた言葉があります。

それは
おいしい食べ物は、必ず一つの文脈の中に存在する

土井善晴氏の「おいしいもののまわり」という本で出会った言葉です。

なんだか小難しく、前後を読んでいないと
わかりづらいですね…。

私の解釈では
おいしいと感じたものには
その周りにストーリーがある
ということだと思います。

どう作ったのか、どんな人が作ったのか
どういう食べ物なのか。
どんな道具で作ったのか。どんなお皿で食べるのか。

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つくしんでは昔ながらのかまどでの直火炊き
20年以上は使ってるであろう木の道具
毎日磨いてる釜

商品写真に使っているお皿も
手仕事の伝わる民芸のお皿。

パッケージでも手仕事が伝わるように
型染めという手法で意匠された文字やロゴ。

できればつくだ煮を副菜としてではなく
一汁一菜、滋味を味わっていただきたいように
商品に添えるしおりの写真にもこだわっています。

おいしいものが限りなくある
選択肢の多すぎる時代だからこそ
土地の記憶が残る料理を
ゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。


インスタグラムアカウント https://www.instagram.com/tsukushin_tokyo 

つくしんホームページ https://www.tsukushin.jp


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