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イギリス旅 紳士淑女がくれたかけがえのない価値観とは

旅の最終地はロンドンです。
荷物をホテルに預けて、気になる場所に行ったり、お買い物をしたりして過ごしました。
どうしても行きたかった、テムズ川クルーズ。
ホテルの人に、どうやって行くか教えてもらい、地図も貰って出発です。

テクテク歩いてようやくテムズ川には着いたけど、対岸にある船乗り場に辿り着けない。
見えてるのに。川を渡ればゴールなのに。
ていうか、橋が大きすぎてどうやって渡るのか、歩行者用の道が見つからない。
グーグルマップを見ても、地図を開いても、橋の渡り方は書いてない。
当たり前だけど。

これって、
カーナビの「目的地付近です。案内を終了します」てなったときの気持ちに似てるな~。
とかどうでもいいことを思いながら、貰った地図を広げていました。

と、通りかかった自転車にのったおじいちゃんが声をかけてくれました。
「まいご~?」

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↑↑こんな人。
自転車の後ろのカゴになんか植物積んでる、のどかな空気満載のおじいちゃん。
言葉がわからないことを理解してくれ、絵を描いて橋の歩行者用の階段がある場所を教えてくれました。
東京に旅行したことがあるそうで、別れ際には日本語で
「コンニチワ~」と言いながら颯爽と去っていきました。
その背中に「ありがとう~」。

無事にテムズ川からのロンドンの景色も楽しむこともできました。

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川って茶色いんだ~。

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このとき工事中のビックベン。

ロンドンの街の至る所で見かけて、ずっと食べてみたかったサンドイッチのお店。
空港でようやくありつけました。

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今回の旅で、イギリスの文化や習慣に直接触れて思ったこと。
日本にいたままの自分と、
旅に行った後の自分とでは、
明らかに価値観に、変化というか彩りがでたと実感しています。

百聞は一見に如かずといいますが、まさにそれを経験できました。
ただ街を歩いて食事して、観光しただけの旅でも、
ほとんど海外の空気に触れることなく生きてきた為、よけいに文化の違いを大きく感じることができたと思います。

道を教えてくれた、おじいちゃん。
ホテルスタッフの方はみんな明るいし。
レジのおばちゃんも、目が合ったらニコってしてくれるし。
駅では知らないおばさまでも「リフトはあっちよ」とか、
階段でスーツケースを引っ張ていたら、犬の散歩中のおにいさんが「荷物もとうか」と声を掛けてくれるし。
電車の中では知らない人同士、ものすごい勢いでおしゃべりしてるの見かけたし。
席かわってくれるし。

こんな風に地元の人たちと接することができたのは、ツアーではなく自分たちで行った旅だったという要素も大きいと思いました。
自分たちで動いた分、体験して感じることができるものも大きかったなと。
そして一人じゃなくて、一緒にいてくれた妹と、現地の友達の存在が、さらに幅を広げてくれました。

何より、「thank you」「Sorry」と「笑顔」を人生で一番使った1週間でした。
表現しなきゃ伝わらないですもんね。

日本に帰ってから駅ですれ違う人とは、誰も目が合わないし、無表情だし。
だけど大きい荷物を持っていたら道を開けてくれる。
そっと気を使ってくれる日本の文化に切り替えられるまで、きっと浮いていたことでしょう。笑
海外からきた人をみかけたら、無表情ではなく、なんとなく笑顔を向けるようになりました。
表情筋を使えば老けにくいって聞いたし、一石二鳥ですわ。

そして、英語は旅を楽しむには必須だと思いました。
帰国後すぐに、オンライン英会話に申し込みをし、
今は大西先生の「一億人の英文法」と「ラジオ英会話」の合わせ技で勉強中です。


この時期、海外のニュースも多く目にし、イギリスの映像を見かけることもあります。
そのたびに、名前もしらないし顔も忘れたけど、旅で親切にしてくれた人たちの国だと思うと、
とても気になるし、自然と平穏を願ってしまいます。

やっぱり世界が平和なのが一番です。
たくさんの人が楽しく旅をできる日が、1日も早く来ますように。


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