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平屋を建てる 16週目

20240805記

ユニットバスの仕様やキッチンの仕様についての確認依頼が工務店のYさんから来て、添付されている資料の内容を確認し、「これでお願いします」と返事をした。家の細部が次々と決まっていく。土曜日には玄関ドアはこれでよいかと建築家のNさんから連絡があり、これには考え込んでしまった。造作ではなくLIXILの既製品で行くことにしたものの、彼が選んだのはとてもシンプルな真っ黒いドアだった。デザイン上はこれがスタイリッシュでオススメなのだろうなと思うものの、ちょっと重たい(暗い)気がしてしまう。家の顔でもある玄関ドアを実物も見ずに決めるのも難しいなと思い、LIXILのショールームまで見に行くことにした。日曜日に宇都宮のショールームへ。ドアの形(型)は2つに絞り込めたが、今度は色が決まらない。実物のドアがいくつも展示されているが、カラーについてはそのすべてを実物で確かめられるわけではない。僕らが気になったカラーについて調べてもらうと、新宿店に実物の展示があるという。火曜日に午後半休をとって行ってみることにした。

日曜日の夕方、現場へ。ついに屋根ができていた。わが家は大きい正方形と小さい正方形を2つ並べた形をしているのだが、大きいほうは方形(ほうぎょう)屋根、小さいほうは片流れの屋根で、壁も杉板とガリバリウムとに分けているので、まったく異なるテイストの大小2つの建物が並んでいるように見える。ただ、屋根の形は異なるものの、両方とも屋根の素材は同じで、ガリバリウムだ。ほんのり青みがかったグレーだった。屋根の色までは打合せで聞かれなかったので、ここは建築家と工務店にお任せである。建物のなかに入ると窓サッシが運び込まれていることに気づいた。窓枠もガラスのまわりも黒色だった。一部、窓枠の取り付けが始まっていた。窓ガラスそのものは壁に立てかけられていた。庭に面したリビングの窓はわが家の中でもっとも大きな窓で、立てかけられている状態で見てもとても大きく重たそうで存在感があった。窓をはめたら次は外の壁が作り込まれ、それから内装へと進んでいくのだろうか。完成予定まで残り4ヶ月を切った。徐々に家ができていく。

#戸建て #平屋を建てる #建築家と建てる #家づくり #エッセイ #日記

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