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【チェーンタイヤとスタッドレスタイヤ】

先日、富山に出張に行った時、前日に大雪が予想され、急遽スタッドレスタイヤまたはチェーンタイヤを用意する必要があった。行きつけのスタンドの人に聞くと、スタッドレスタイヤを貸してくれるところはなく、スタッドレスタイヤ付きのレンタカーを借りるのが妥当とのことだった。しかし、あまりそれも借りられるところはなく、20000円前後するので、布の12000円ぐらいするチェーンタイヤをオートバックスで購入した。チェーンタイヤを選ぶに当たっては、タイヤの側面にある番号を確認して、適当なものを選ぶ必要があった。

名古屋から東海北陸自動車道を経由して、予想された通り、白鳥からチェーン規制があり、雪が強く降り始めてきて、スリップが怖くなったのでチェーンタイヤを装着した。チェーン規制を行なっている方がチェックする時、「チェーンですね」とあたかも珍しいかのような反応だったので、少し奇妙な感じがした。

走行を進めると、富山まではほとんどがトンネルで、チェーンのタイヤの意味がなく、チェーンは雪道でないとどんどんすり減り、壊れてしまうということで、できるだけ雪道らしき場所を走るようにした。その布のチェーンで通常の道を走ると、約計120kmぐらいが限界だとのこと。また、チェーンは時速50kmまでしか走られず、高速道路自体も雪の影響で50kmの速度制限であったが、ほとんどの車はスタッドレスタイヤで50kmの制限は超えて走っていたから、1車線の東海北陸道では、後ろに渋滞ができてしまい、何か、自分の車がマラソンの白バイや暴走族の先頭車のようになってしまい、非常に気が重かった。

夜、富山の宿泊施設に近づくにつれ、雪がどんどん強くなり、チェーンの寿命も気にしながら走りとても怖さを覚えてきた。チェーンの説明書によると、翌日使用するためには一度チェーンを外さないといけないということで、外そうとすると少し破れてしまい、宿泊施設の方に裁縫をしてもらうことになった。そこでは富山の方のやさしさも感じた。翌日の雪道の帰路に対する不安とともにその日は眠りについた。

翌日、裁縫をして頂き大変ありがたく感謝をした後、帰路についた。雪はさらに強くなる一方で一直線に帰ることにした。すると、東海北陸道の飛騨清美町あたりから通行止めになっており、急遽富山IC付近で下道に切り替え、国道41号線から帰ることにした。チェーンは新たに購入せず、引き続き、チェーンの消耗を気にしながらの走行であったが、高山付近から雪道は少なくなり、タイヤの音が大きくなってきたと思ったら、チェーンはそこで壊れていた。その後は、チェーンなしで無事帰ることができた。

この出張により、スタッドレスタイヤは滑りに対しては万能ではないが、基本的には有能で、チェーンは大雪の臨時でつけるものということが理解でき、雪国に行く時はスタッドレスタイヤは必須であると理解ができたいい経験であった。スタンドの人に聞くと、トヨタのミニバンは235のタイヤサイズだが、225にすると他の車種と兼用ができることが多く、結局、ノーマルタイヤも消耗するから、一つスタッドレスタイヤは持っておいたほうがいいということをアドバイスされた。

昔にスタッドレスタイヤを購入してその後あまり使わず無駄遣いに終わったので購入しなかったという理由もあった。ネッツトヨタでは225のタイヤサイズのレンタルがあるとのことだが、予約はかなり前にしなければならないとか。今回のことから、購入も検討したが、雪国に行くことは少ないし、あまり物は持ちたくはないと考えているから、今のところ購入予定はない。ただし、冬の雪国に行く時はスタッドレスタイヤ装着または公共交通機関で行くことは必須であると結論できた旅であった。

#富山 #出張#スタッドレスタイヤ#雪#東海北陸自動車道#チェーン

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