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コンサルが読んだ本400

私は本を読むのが好き。暇さえあれば、というよりもむしろ、暇がなくても読んでいます。

私の起業家人生のスタートは、子育ての葛藤からでした。優等生だった娘の不登校、小児うつ。彼女の自己肯定感の低さをなんとかしようと、必死で育児書を読みあさりました。
そこでコーチング、脳科学、心理学を学び、強みにフォーカスした親子向けのコーチングを始めることに。

2018年7月、あるコンテストに参加したことをきっかけに、そこから得たものをベースにした、医療介護業界向けのオリジナルのコミュニケーション研修を作り、研修講師となりました。同時に、産後うつを予防するNPO法人の理事にも。
マーケティングリサーチ、セールスなどのスキル、事業主としてのマインドセットなど、ビジネスの基本をゼロから学び、チームビルディングやファシリテーション、組織開発を中心に勉強をしました。

2020年3月、コロナ禍で医療介護施設には物理的に入れなくなり、事業の軸をオンラインに切り替えることになります。自分の経験したことをシェアして、人の役に立ちたい。そう思い、女性起業支援コンサルタントとして起業塾を開講。コンサルのスキルだけでなく、あり方や思考法を学び、商品を売る仕組みづくりのためにセールスライティングを学び、今ではセールスライターとしても収入を得ています。

起業をして、この5年間で読んだ本は約400冊。4〜5日に1冊読んでいる計算になります。1冊1,500円だとすると60万円。1冊読むのに4時間かかるとして1,600時間。読書家というほどではないかもしれないが、そこそこ読んでいるほうではないでしょうか。

今回、私が主宰しているビジネス塾=オリジナルの連続講座を『作って売る』までをサポートする講座の新コンテンツを作るために、知識の棚卸しをする必要があります。
自分はどんな知識をどれだけ得てきたのか。その中から、塾生さんたちに何を伝えるのか。

リビングに置いてある本棚は5台。それを全部、一度床に並べて、分野ごとに分けることにしました。

とりあえず出された本たち

今までは、買った順に本棚に並べていき、いっぱいになったら本棚を買い足すという収納法。
それでも、大学教授のデスクみたいに、一見ぐちゃぐちゃなように見えても、本人には欲しいものの在り処が分かっていて。出したいものはすぐに出てくる、といった具合でした。
だから、コンサルのクライアントさんや起業塾の塾生さんたちの相談にのっている時も、お困りごとの解決案として「そういう時は、これ読むといいよ!」「この本おすすめよ!」とすぐに取り出せています。

ただ、この方法には弱点があるんです。

  1. どの本に書いてあったのか、情報と出典が記憶の中で結びついていること

  2. 読んだ情報を忘れずに覚えていること

  3. 忘れる以前に、本を読んだ時にその情報をキャッチできていること

この3つの条件が重なったときにだけ、オススメ本として紹介できます。

人間なので、当然忘れます。
なぜならば、忘れないと生きていけないから。人間の脳は一日に約8万もの情報を処理していると言われていて、それを全部平等に頭の引き出しにしまっていたら、すぐにパンクしてしまう。だから忘れる必要があるのです。
それでも、覚えていることもあります。なぜ、忘れることと覚えていることが出るのか。その差はなんなのか。

これは「どれだけアウトプットしたか」の差です。
脳は何回も入ってくる情報よりも、何回も使う情報を記憶します。「これだけ頻繁に使うんだから、これは大切なことなんでしょう」と。
あなたも学生時代に英単語を覚えるときに、発音しながら単語を書きませんでしたか?
単語帳をいくら眺めていても覚えられない。発音して書く、すなわち『使う』ことで記憶に定着します。だから、本で学んだ知識も、思い出して誰かに話をしたり、ブログやメルマガに書いたりして、使っていれば覚えているのです。

そして、人間の脳は、見たこと聞いたことの全てをキャッチしてはいません。情報をキャッチするには、アンテナが立っている必要があります。
アンテナが立つとは、どういう状態か。それは「意識が向く」ということです。
例えば、欲しい車があって、調べたりカタログを見たりしていると、街で入っているその車種が目につきますよね。走っている台数に変わりはありません。気になっているので、目に入ってくるのです。
同じように、本から入ってくる事柄は、本を読むときに何に興味があり、意識が向いているのかに影響されます。本に書いてあった情報を全部読んだとしても、全部をキャッチしているとは限らないのです。

また、意識だけではなく、知識にも影響されます。
わたしが起業初期のまだビジネスのことなんてなにも知らないときに購入した、集客に関する動画教材があります。当時は最後まで観きれませんでした。難しくて、よくわからなくて、つまらなく感じたのです。
これを先日たまたま見直したところ、動画で教えている内容は至極基本的なことで、すいすい頭に入ってきました。前回と違って、とてもおもしろかった。
自分の知識がその頃より増えているからなんですね。同じものを観ても、キャッチする量は段違いでした。

そこで、テーマごとに並べ直し、目次だけを読み直すことにしました。

分ける過程もおもしろい


これは「思い出す」作業でもあり、「新しい情報を得る」作業でもあります。
その本を読んだときにキャッチできなかった情報の中にも、今だとキャッチして理解できることがあるんです。

自分の得てきた知識や情報を、再構築して体系化する。
クライアントさんが起業して、オリジナルの連続講座を作って、それを売って稼いでいく過程で必要なものについて『私の引き出しの全部出し』をしようと思います。

本から得たものや、それを実践したこと、情報の関連付けなど、オススメ本もオススメしない本も、ここにネタとして書き留めていけたら面白いかなと、ちょっとルンルンしています。

これは果たして分類できたと呼べるのか?


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