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Webサービス創ろうとプログラミング始めたら、フロー体験した話

この記事はG's Academy Advent Calendar 2021の5日目の記事です。4日目のさちおかさんからバトンを受け取りました。
G’s ACADEMYは札幌・東京・福岡・山口で展開している起業家の輩出を目的としたプログラミングスクールです。

今日は40代子育て中でプログラミング学習中の私が、大人の学び直しはいいぞ、もしかしたら夢中になって学べる体験(フロー体験)ができるかもよ?!という話を書きます。

自己紹介

社会人歴もうすぐ20年。2007年からIT業界に入り、10数年、複数の業務系ソフトウェア企業で、製品の導入・カスタマーサクセスの業務に携わり、マネジメント業務も経験しました。コロナ禍で、ワークライフバランスを考えて、フリーランスに転身しました。家族は夫と娘(5歳)。

創り出したいものを、創り出すために、プログラミングを学ぶ

G's ACADEMYに入学したきっかけは、こちらの記事でした。

フリーランスになってから、複数の日系のスタートアップ企業のシステムのお手伝いをする中で、「自分がWebサービス創るなら、もっとこう創りたい!」と、自分がサービスを創ることを考え始めました。でも、プログラム経験はほぼありません。その中で記事と出会い、「自分が学んで創れるようになればいいんだ!」と週末コースに入学を決めました。

夢中になって深夜に学習する日々

意気揚々と入学。最初の課題は「チーズアカデミー」というサイトの構築。HTMLもCSSもわからない中で出されるので文字を狙った位置に置くのも四苦八苦しました。

22時に子供と一緒に寝る生活だったのに、子供が寝た後、気づけば深夜2時、3時と睡眠を削ってコードと格闘する日々が始まりました。毎日新しいことを学び続ける日々を過ごしてます。

最初の課題「チーズアカデミー」

40代にもなって、深夜遅くまで勉強する日が来るとは想像しませんでした。
仕事だったら辛いだけかもしれない。客観的に見たらすごい不健康な生活。なのに、それを嬉々としてやっている。
なぜ、できるんだろう?とふと考えました。

 プログラミング学習って、フロー体験なのかも

学習を継続していける理由。それは、この学習の過程がチクセントミハイの「フロー体験」に近いのかもしれない、と思い至りました。
以下は、チクセントミハイの著作の序文からの抜粋です。

つまるところ、人が行動の機会――チャレンジ――があると感じるこれらの活動は、人の行動の能力――スキル――におおよそ釣り合っていたのである。 
 これらの条件が存在する時、つまり目標が明確で、迅速なフィードバックがあり、そしてスキル〔技能〕とチャレンジ〔挑戦〕のバランスが取れたぎりぎりのところで活動している時、われわれの意識は変わり始める。そこでは、集中が焦点を結び、散漫さは消滅し、時の経過と自我の感覚を失う。その代わり、われわれは行動をコントロールできているという感覚を得、世界に全面的に一体化していると感じる。われわれは、この体験の特別な状態を「フロー」と呼ぶことにした。

ミハイ・チクセントミハイによる『フロー体験入門――楽しみと創造の心理学』から、
「日本語版への序文」より

目標が明確で(自分が作りたいものがある)、
迅速なフィードバックがあり
(エラーは画面に表示されるので、コードがダメならすぐわかる。エラーに詰まっても、同期やチューターの方が一緒に助け合える)
スキルとチャレンジのバランスがとれたギリギリの活動
(G'sでは毎週の課題と卒業制作を提出しないと卒業できない)。

・・・!
今の環境は、このフローの条件に当てはまってる?!

深夜にまとまった時間(3−4時間)、誰からも通知が入らない特別な時間に、
時の経過の感覚を忘れて、自分にとって難易度の高い課題に挑戦し、
没頭する。この時間が至福の時だから学習が続くのかもしれないな、と。

プログラミングはやりたいことを実現するための手段として始めたことですが、学習の過程は、私にとっては予想外の喜びをもたらすものになっています。大人の学び直し、いいものですね。

最後に

プログラミング学習の体験と比較すると、一方で、普段の仕事はどうなんだろう?という疑問がもたげてきました。スマートフォンやPCに通知が絶え間なく届き、そして会議に忙殺され・・・なかなかまとまって集中する時間が取れない。この状況、本当に知的労働にふさわしいのだろうか?もっと各自が集中して業務ができるようになれば、労働時間を圧縮することができるのではないだろうか、と考えるに至りました。

そこで「人が業務そのものに、より集中しやすくなるサービス」を作りたいと思い、2022年1月の卒業制作の締め切り、その後2月に行われるGlobal Geek Auditionに出場すべくコードを今日も書いていきます。

もしWebサービスを作ってみたい!と思っている方、是非G's ACADEMYに入学を検討してみて、自分でモックを創れるレベルまでチャレンジしてみる、というのも良いのではないかと思います。技術を身につける過程だけでも、想像されている以上の楽しい学習体験になり、豊かな時間となるかもしれません。

この記事を読んでくださった方に、原宿校舎でお会いできる日が来たら最高です!





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