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【破壊と再生】

画像は、石川県羽咋市千里浜町の畑で”無肥料栽培”しているニンニクとイチゴです。
健やかに育ってます。

同じ敷地内で実験的に育てている、”有機肥料”を使用したニンニクには、”サビ病”が発生していました。

さび病は、糸状菌(カビ)の一種のさび病菌に感染することで発生する病気です。 放っておくと枯れてしまうこともあります。

窒素肥料が多い時に出るとされています。
今回は、 ”有機肥料のやり過ぎ”が原因と考えています。
なぜならトップ画像で紹介している”無肥料”のニンニクは病気にならずに育っているからです。

”有機肥料”で育てているニンニクの畝一帯は、まさに”さび病パンデミック”状態。

対症療法である”農薬”を使用することで、さび病を治療できます。

しかし、それは根本的な治療にはならない。今回、施肥した”有機肥料の過剰な施肥”をやめなければ、この病気と闘い続ける事になる。これは、人間で例えるなら”生活習慣病”といえるだろう。

とまぁ、多少煽りを入れた感がある文章になってしまったが、人が食べる分には問題ないという…。

かなりの肩透かしである。『ズコー』という忍者ハットリくんばりのずっこける時に多用され、昭和という時代を一世を風靡した”擬音”が聞こえてくる勢いである。

しかし、農薬も”安全”と言われるこのご時世。僕は、出来る限り自然に近づけたスタイルで野菜を育てていきたいと考えています。

今回の件で、肥料を入れると成長が早い代わりに病気になる、農薬を使わなければならない状況に陥る悪循環を垣間見ることが出来ました。

僕の畑では、農薬を使用せず、このまま経過を観察していこうと思います。

”破壊と再生”

僕が肥料を入れて壊した土壌環境を、自然の力で治癒する前段階が病気の発生なんだと思います。

病気の葉はやがて枯れ落ち、虫や微生物達が食べ、彼らの排泄物によって環境に適した土に還るのだと僕は考えています。

宮崎駿のアニメ”ナウシカ”の世界観が、ごく身近で何千年と繰り返されているだけなんだと思います。知らないのは人間だけ。

そして、皆さんに提供する野菜は、トップ画像の”無農薬無肥料栽培の野菜”となります。

#無農薬 #無肥料 #石川県 #羽咋市 #千里浜町 #自然栽培

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