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第11話 切手博物館の女の子

※今回の記事は結構おちゃらけです。


私たちは南北の軍事境界先のある板門店からの長い道のりを経て平壌についた。

この日の最後の予定に組み込まれているのは「切手記念館」。 


一体誰が興味があって「北朝鮮」の切手博物館に訪れるやつがあるかとも思うが、ツアーに半強制的に組み込まれているので仕方がない。


中に入ると、カラフルなチマチョゴリ姿の女性がおり、中まで案内してくれくれた。 


典型的な朝鮮人の顔しているが、愛嬌があって可愛い人だったので、会話帳を見ながらコミュニケーションをとってみたりした。



この切手博物館では、皆レアな切手やアントニオ猪木や力道山のポストカードなどを物色しながら楽しんでいた。


ここでは、自分で買ったポストカードから日本に手紙を出したりすることもでき、なかなかレアな体験をすることができて思いの他面白い場所だったのだが、さてこれから博物館を出ようかというときになって、帰り口のところに切手が作れる機械があることに気がついた。 


「チュチェ思想塔」の巨大な写真をバックにして写真をとってもらい、それが切手になるサービスなのだという。



しかも20中国元(約300円)でだ。



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