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380歳の天狗の話

こんにちわ。今日もお読みいただきありがとうございます。

以前、私がした四国お遍路の旅について本を書きKindleで自費出版しようと思っている旨、お伝えしました。

もう、ほぼ書き終えており、あとは何度か読み返して校正をしたりするのみとなっております。 意外と時間がかかりましたが、八月からいよいよ仕事を探さねばならない状況になり、執筆にあまり集中することができなかったのです。

まあ、そんなことはどうでも良いです。

もうすぐ完成の本にもある程度書いていることですが、四国遍路ではなかなか変な出会いがありました。少しそのことについて話そうと思います。

私が高知県の宿毛というところを歩いている時ある異様な雰囲気を発する男と出会い、少しだけ一緒に旅をしました。その男はもう10年くらい四国を歩き続けているという行者風の男でしたが、30キロくらいあるバックパックを背負い、真冬なのに便所スリッパに素足で旅をしている人でした。(2016年に四国の逆打ちをしたときもその人に会ったので、いまだに歩いている可能性があります。もしこの人に会ったという人がいたら情報が欲しいです。会った人ならすぐわかるはずです)

私は彼から、もし最後まで歩き通せるんなら香川県の八四番札所・屋島寺を降りる途中にある「Iさん」という爺さんを訪ねろと言われました。私の手指が異常に冷えていたのを見かねて、「お前内臓が悪いかもしれんから、Iさんにみてもらえ。」ということでした。

私はこのIさんに会いにもちろん行きました。2011年の2月のことでした。

私はIさんに診てもらいましたが、どこも悪いとこはなさそうじゃのと言われ、そのまま彼の自宅で色々お話を聞きかせてもらいました。

そして、話は「帝国神霊学院」という戦前の超能力者養成学校のことに及びました。もちろん、私はそんな学校が戦前にあったことなど知る由もありません。「帝国神霊学院」など、当時はネットで調べてもほとんど情報がでて来ませんでしたが、最近はユーチューブでこの幻の学校を追い求める人の動画が上がっています。


 Iさんは、この星天学(ほしてんがく)という「帝国神霊学院」の校長の孫弟子にあたるそうです。

彼の師匠は林霊峰という仙人だったらしいです。林霊峰氏は、この帝国神霊学院で学んだとのことです。

Iさんは林霊峰氏の信じられない話をしていました。

たとえば、どこからか目の前に米俵や食べ物を現出させたり、遠くの船を念力で止めたり、氣合いだけで石を割ったりすることができるような人だったらしく(笑)、Iさんは目の前でいきなり食べ物がでてきたりするのを何度も見たそうです(笑) 

そして、衝撃的だったのは、この林霊峰氏は、四国の剣山で天狗と三日三晩過ごしたことがあるそうです。 しかもその天狗は380歳だったとか(笑)

天狗は、旧暦の3日13日23日だけ現れるらしいです。そして何故天狗がこんなに長生きをしているかというと、穀物などは食べず、松を煮たものを飲むからだそうです。生き物は長く生きていくと血管がボロボロになっていきます、でも松は血管を強くする効果がある、血管さえ強ければいくらでも生きられると言っておりました。

また話しは、私が聞いてもいないのに、剣山に隠されているという「ユダヤの秘宝」について話し始めました。旧約聖書の話でモーセが神から授かった「十戒」を修めていた「契約の箱」つまり「アーク(Ark)」のことです。

 Iさんはかつて、師匠の林霊峰氏に

「先生、剣山にはユダヤの秘宝が隠されているといわれておりますが、本当にあるんですか」

と訊いたら

「ある」


と答えたんだそうですよ(笑)

昔から、日ユ同祖論といって、古代北イスラエル王国の民が日本までやって来たと言う仮説があり、剣山には、失われたアークが眠るという噂がまことしやかにささやかれています。 

剣山の天狗と生活した林霊峰氏がそういったのだから、おそらくあるんでしょう。 否、私は少なくともそう信じたい(笑)

有名な話ですが、弘法大師が、ある大事なものを封印するために四国八十八箇所という結界を張ったのだという説があります。 

遍路道というのは四国の真ん中を通ることあがありません。

つまり、「ユダヤの秘宝が隠されているかもしれない剣山」は四国の中央にあり、弘法大師は、行者をそこに近づけさせないために四国の海側をぐるっと一周させるルートをつくったのだという説です。 

根拠はありませんが、ロマンはありますよね。 

私も個人的に剣山に行った事がありますが、変なところでした。秘境中の秘境ともいうべきところで、近くの祖谷というところなどは、人が住んでいるのが信じられないようなところです。そして戦前から、この「宝」を求めてあらゆる人たちが私財をはたいて剣山を調査してきたみたいですが未だに発見はされておりません。

青い目をした人がこのあたりに住んでいるという話も聞きます。

もしくは、この「宝」はもうすでに、戦後のどさくさのときに米軍によって接収されているという噂もあります。

まあ、すべては確証がありません。

本当に天狗などいるのでしょうか(笑)

私はこのIさんから話を聞いているときあまりに衝撃的でクラクラしてしまいました。とてもこの世の常識とは思えないことを当たり前のように話すんですからね。

2016年に四国の逆打ちをしたときもIさんを訪ねましたが、健在でした。いまでもまだ元気にしておられるのでしょうか。 もう90を超えていると思いますが、もう一度お会いしたいです。


ちなみに、次の書籍にこのIさんが取材を受け登場しており上記のようなことをもっと詳しく話しております。本名で登場しております(笑)


とりとめもない話でしたが、世の中にはきっと私たちの知らないもっと不思議な世界があるのだろう、ということをお伝えしたかったのでした。


ここまで読んでいただきまして有難うございました。

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