久しぶりに高校生の前に立たせてもらった日

高校生リーダー養成講習会で話してきました。

美幌町の高校生、どんな子が来ているんだろう？
農家の先輩（60代）の話では「美幌高校は昔、ものすごく荒れてて恐ろしかったんだぞぉ」とのこと。

短ランにリーゼントをガッツリ決めた怖そうな男の子や、ロングスカートにソバージュで真っ赤な口紅をした女の子がこちらにガン飛ばしてきたらどうしよう。そんな一抹の不安を抱えながら部屋に入る。

中を見渡す。座席に座る7名。

よかった、リーゼントもソバージュもいない！

そうだよな、そりゃ令和の時代に「今日から俺は！！」みたいな高校生はそういないよな。

今日から俺は！！

安心しながら、用意したスライドを立ち上げる。

人前で長く話させもらう機会は久しぶり。すぐに乾き始める喉。しゃべりにくいマスク。あぁ、ここのスライド順は変えたほうがいいなぁ。ここ、もうちょっと盛り上がる内容入れたかった。

そんなことを思いながら時間が過ぎていく。

最後のスライド。予定通りほぼ80分で終了。

なんだかみんなとてもいい子そうだった。ちょっとしたワークにもしっかり取り組んでくれたし、質問もしてくれた。

参加してくれた子たちにとって、今日の1コマが一歩踏み出す後押しになればいいなぁ。
「いろんな人に出会って、素敵な人生を歩んでください！」

教室を後にして車に向かう。講習会も昼休み。昼食を買いに出てきた高校生たちが見送ってくれる。

僕は、砂埃まみれの車に乗り込みつつ。

「あぁ、車洗っておけばよかったなぁ」

と思うのだった。