ほとんど四半世紀ぶりの再会〜同窓会に行ってみたらやっぱり楽しかった
高校の同窓会に参加。しかも1年のときのメンバー。以前から誘ってもらっていたが、参加したのは初めて。緊張する。
浦和高校の同窓会だから、みんなかなりキラキラしている可能性がある。キラキラメンバーとの飲み会はあまり得意ではないのだ。
なんせぼくはキラキラしていない。浦和高校から東大に行って、その後博士まで取得した。そんな経歴を言うと、その後は世界に羽ばたいて大活躍して、きらびやかな道を歩んでいくことを想像される。
しかし、現実のぼくはキラキラとはほど遠い、北海道のオホーツクの美幌町で野菜を作る、土にまみれた生活を送っている。
自分が選んできたこの道に、後悔はないし、恥じることもない。
ただ、キラキラメンバーにキラキラと「なんでそんな選択をしたの?」「もっといい仕事があったんじゃない?」と言われると、「まぁ、確かにな」とも思う。
もっとお金を稼いで、もっと世界で活躍して、みたいな道もあったのかな?と思わないでもない。
まぁ、そんな世界は実際にはなかったのだが。
ともあれ、ちょっと複雑な気持ちになるのは確かだ。
なんとなく同窓会からは遠ざかるうちに呼ばれることもほとんどなくなった。
だが、今回は行ってみることにした。ちょうど行ける日程だし、ぼくらの野菜のことを知ってもらういい機会だという下心もちょっとあった。幸枝さんが野菜を売る努力をしているなか、ぼくが何もしないわけにはいかないのだ。
ドキドキしながら同窓会会場のドアを開ける。
そこには、40になりおじさんになったものの、高校の頃とあまり変わらない姿の友人がいた。そして、入学当初、強烈なインパクトがあった先生も。
緊張はすっと消えた。
思っていた以上にみんな変わらない。完全に良い意味で、キラキラしていなかった。
経歴や今の仕事はキラキラしているやつもいっぱいいるのだろうけど、無理にキラキラすることなく、それぞれが自分の人生をしっかりと生きてるんだなと感じさせた。
子どもがいたり、家を買っていたり、独身を貫いていたり、マラソンにハマっていたり、転職していたり。いろいろとあるけれど、なんというかぼくの思う浦高生らしい、ちょっと土臭く落ち着いた雰囲気のメンバーだった。
なにより、高一の時にいつも聞いていた恩師の声が懐かしかった。
高校一年のクラスの同窓会。なかなか足が向かなかったけれど、行ってみるとやっぱり楽しい。
来年も開催する予定らしい。カレンダーに予定を入れておこう。
来年のぼくはどうなっているのかなぁ……。
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