オホーツクに移住して、新規就農して手に入れたもの
「はぁ、緊張してきた。もし、何かあったらどうしよう」
「何かあったら治せばいいでしょ」
「そうだよね、やっぱり1人で見るより保健師さんと相談しながら見れたほうがいいよね」
「そうねぇ」
「1人で見ると、見てみぬ振りしちゃうもんね」
そう、町の健康診断の結果発表だ。40歳になる年度ということで、今回はがん検診もちょっと充実している。少し怖いが、もし何かあったときのために健康診断の結果は保健師さんに指導してもらえるサービスもお願いしていた。
東京で働いていたころ、健康診断の結果はいつもあまり思わしくなかった。まず体重が今よりも10キロ近く多い。それ以外にも良くない数値が散見されていた。そして、その結果はそっとカバンの奥底に・・・。
もうぼくも来年には40になる。そろそろ本当に健康に陰りが見えることがあってもおかしくない。夕飯前、テレビを見ているつむぎ、櫂を背負ってご飯の用意をしている幸枝さんを置いて、1人静かに決心を固めて、家を出る。
「行ってくるよ」
会場に到着。少し遅刻。保健師さんが来てくれるのを待つ。
「吉田さん、どうぞ」
なるようになれ、と上級コースに続くスキー場のリフトに乗った時の気持ちで、保健師さんの前に座る。
広げられる検診結果。
「そうですね、体重が少し多いですね」
「農業やっていて、夏は絞られるんですけど、冬場はいつも太っちゃって」
「なるほど、そうなんですね。えーとそれ以外は、肝臓の数値が少し高いのがありますが、がん検診もピロリ菌もエキノコックスも陰性ですね。冬場の食生活と運動に気をつけてくださいね」
え?もう終わり?健康だったってこと?
「ありがとうございます。肝臓のこの数値って、ぼくお酒もほとんど飲まないんですけど・・・」
「そうですね、高脂質のものを取りすぎたりすると高くなることもあるんですよね。それでは、今日は以上になります」
あっさり終わった。
ということで、ぼくはオホーツクに移住して、新規就農して、いつの間にやら健康を手に入れていたようです。東京時代と比べるとめちゃくちゃ体、動かしてるし、夕飯の時間も早いもんなぁ。
このまま健康を維持できるように、食生活には気をつけよう。
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