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今日こそブロッコリー

昨日は軽トラで2往復して、移植機と苗の準備をした挙げ句、ぬかるみにハマって全くブロッコリーの定植ができなかった。あーあ、今週はどうすればいいのやら・・・。

失意を抱えたまま、ぼくはつむぎを連れてドライブに繰り出す。こども園が休園。泣き面に蜂のような、不幸中の幸いのような複雑な気持ちだ。

車を走らせながら、周囲の畑の様子を伺う。農業に関わって4年目にもなるとなんとはなしに見てしまう。

「あれれぇ、おかしいぞー。なんだか、少し乾いた色してる」

農業にハマっているコナン君のつぶやきが頭によぎる。これは、もしやと思い、つむぎの買い物をささっと終えて家に戻る。

「幸枝さん、もしかしたら定植できるかも。午後はつむぎを任せもいい?」

了承を得て、昼過ぎ、まずは乗用車に乗って畑の様子を見に行く。

地面を踏みしめる。明らかに昨日とは違う。ぐっと踏み込むとズルっと滑ってしまったのが、今日はしっかりとグリップが効く。

「これなら」

家に戻り、軽トラのエンジンをかける。野菜移植機は昨日から積みっぱなしだ。

畑に着き、畝の近くまで軽トラで上がる。昨日はここまでは入ってこれなかった。移植機を畝にセット。昨日の続きまで押していき。車体を降ろす。進行方向に回り込んで乗り込む。恐る恐るクラッチを入れる。

ゆっくりと進み始める移植機。

「やった、大丈夫だ」

途中で止まることもあるが、十分に使用できる範囲だ。さっそく苗を家に取りに帰り、本格的に定植を始めることに。

日は出ていない、冷たい風。大学のときから愛用しているBURTONのスキーウェアを着込み、黙々と定植を続ける。

2時間後、なんとか予定していた2,000株弱のブロッコリーを定植完了。

真ん中の列がウネウネってしているのはもう、気にしない!

はぁ、よかったぁ。踏み込んで滑らない程度の土の状態であれば定植は可能なことを学んだのだった。

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