相変わらず幼稚園に行きたがらない息子と始めてみたこと

つむぎは相変わらず幼稚園に行くのを渋る。
「絶対行かない！」とか、言うわけでもないので、結局は登園してくれる。
ただ、毎朝ぐずるのだ。

送り迎え担当のぼくは、もう慣れっこではあるけれど、やっぱり気持ちのいいものではない。
何より、つむぎ自体も毎朝こんな気持ちでスタートするのも良くないだろう。

ただ不思議なもので、朝はぐずぐずで登園しても、お迎えの頃にはニコニコ、「楽しかった！」と行って帰ってくるのだ。
それでも、翌朝には「楽しかった」が完全にリセットされてぐずぐずモード。

「朝は4本、昼は2本、夜は3本、これなーんだ？」という有名なクイズがある。
その答えが「人間」であることもよく知られているだろう。

この有名なクイズの類似問題として、「朝はぐずぐず、夕方はニコニコ、これなーんだ？」「答えはつむ」というクイズを加えたくなるくらい安定した変化なのだ。

つむぎにとって幼稚園は行ってしまえばきっと楽しい場所のはずなのに、朝になってみると何故か怖い場所、行きたくない場所に変わってしまう。

うーむ。

つむぎの朝の気分が少しでも変わればと思って、新しい試みを始めてみることにした。

夕方の「幼稚園楽しかった！」をカレンダーに記録してみることにしたのだ。
楽しかった日は、カレンダーの日付に好きなマークを書く。
怖かったり、嫌だったりした日は何も書かない。

朝にカレンダーを見てみれば、幼稚園は楽しい日が多いのか、怖い日が多いのかが一目瞭然だ。

試みを始めて1週間。
ぼくの予想通り、すべての日に楽しかったマークが付いている。

これはなかなかいい試みだったかもしれない。

朝食後、つむぎと一緒にカレンダーを見て、語りかける。
「ほら見て、つむ。もう5日連続幼稚園が楽しかったみたいだよ！だから、今日もきっと楽しいはずだよ！」

ぼくの予想に反して少し暗い顔をしているつむぎ。
「でも、5日も連続で楽しかったんだから、今日はきっと嫌な日になると思うよ」

うーむ、そうきたかぁ……。

つむぎが明るく登園できる日を目指して、もう少し続けてみようと思うのだった。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した４人と１匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします！
（登場人物）
ぼく：東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで８年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん：ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。２０１５年に結婚。
つむぎ：5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ：4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂：1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
イアンくん：記念すべき始めての海外からのお客様。ワーキングホリデーを利用して来日。アウトドア好き！