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豆を選り分ける唐箕の形は江戸時代からほとんど変わっていない?

朝から豆を唐箕にかける。

以前に収穫してあった大量の大正金時豆をフレコンバッグごと、トラクターでガーッと持ち上げて、唐箕の上にセット。フレコンバッグの下を開いて、豆を唐箕(とうみ)の中に流し込む。

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唐箕は電源を入れると、写真の左側の丸い部分の中でモーターに付いた羽が回転し、風を起こす。その風で、落ちてくる豆の中に混ざった豆殻や、その他いろいろなカスを吹き飛ばす。とてもシンプルな構造だ。電気を動力として自動で回転するようにはなっているものの、wikipediaに出てくる江戸時代の唐箕の画像と形が全くと言っていいほど変わってないことに驚かされる。

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唐箕にかけて下から出てくるある程度きれいになった豆は、「箕」を使って、新しいフレコンバッグに移し替える。この唐箕の機能は完全ではなくて、カスの大部分は吹き飛ばしてくれるが、豆に混ざってある程度下に落ちてきてしまう。まあ、それは気にせず。何度も何度も掬っては移し、掬っては移しを繰り返して、フレコンバッグ二袋に満載の大正金時を選り分けることができた。

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大正金時はいんげん豆の中の代表的な銘柄で、煮豆に最も適した豆らしい。今年こそ煮豆をつくってみようとかな。


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