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召喚獣に想いを馳せながら、ヨトウムシ対策
いまのところ、出荷できるレタスが作れていない我が家の畑。
それでもめげずにレタスの栽培を続けている。
普及員さんに土壌pHやECを測ってもらったところ。2箇所の計測結果でpH5.12と4.96、相変わらずかなりの酸性土壌。だいたいコーヒーぐらいのpH。
もともと、pH3.8~4.4だったことを考えるとだいぶ高くなった。それでもレタスの適正pHは6~6.5。まだまだ道のりは遠い。うまくレタスが育たない原因の一つはこの酸性土壌なのだろう。
もう一つのEC値について、こちらは0.9とかなり高かったらしい。肥料が多すぎて、濃度障害を起こしている可能性もあるとのこと。
これは、かなり予想外。少なめにしていたつもりが、多すぎの可能性もあるのかぁ・・・。
改めて、昨年秋の土壌診断結果をみてみる。熱水抽出性窒素が5mg/100gと結構高めの数字だった。北海道の施肥基準によると、この窒素量の場合、僕があげている肥料より少ない量が推奨されていた。
これらのことから、いま考えられているレタスがうまく育たない原因は3つ。
1,乾燥
2,酸性土壌
3,肥料過剰
乾燥については、2週間水撒きする試験をやっているからその結果をまとう。酸性土壌については、もう時間をかけて毎年良くしていくしかなさそう。肥料過剰については、散布量を減らした畑も作ってみたので、そこでの生育がどうなることやら?
こんな感じでレタス栽培を続けている。今年中にどうにか一回は出荷に耐えられるレタスを作りたいものだ。
さて、レタスの話が長くなったけれど、今日の本題はここから!
実はレタスの隣でブロッコリーも作り始めている。先輩農家の方の話ではブロッコリーの方が土地を選ばないらしい。
育て始めたブロッコリー、いまのところ順調に大きくなっているように見える。レタスもそう思っていたので全く安心はできない。
すくすく大きくなるブロッコリー、よく見ると葉っぱに穴が開いたり、白くかすれていたり。どうやら虫に食べられているらしい。葉裏をちらっと見ると、いるいる、幼虫。たまごもけっこうついている。
調べてみるとこれがヨトウムシというやつらしい。レタスはあまり虫がつかなかったのに、ブロッコリーはすごい。比べ物にならないくらい虫がつきやすいみたいだ。やっぱりアブラナ科の植物は美味しいのだろうか?
放置しておくと、葉っぱがなくなってしまいそうな勢いなので、農薬をまくことに。
使う農薬は「フェニックス」。フルベンジンアミドが有効成分で、チョウ目害虫に特異的に効くらしい。筋肉細胞小胞体のカルシウムイオンチャンネルに作用し、体収縮症状をもたらして殺虫活性を示すとのこと。浸透移行性は無いものの、効果は一ヶ月程度持続するようだ。素晴らしい。
軽トラにフェニックス溶液を積んで畑へ。背負いの噴霧器に溶液を10L。よいしょと背負って、さあ散布。
「いでよ、フェニックス!!虫たちを焼き払うがいい。ふはははは」
と思いながら、静かにシャーッと散布して回る。召喚獣が飛び交う僕の頭の中とは対照的にすごく地味な光景だ。
「フェニックス」はレタスととうもろこしにも使える農薬なので、そちらにもついでに散布。
これで、作物守れたかなぁ?
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