つむぎと2人でお祭りプロレス！
年に一度、ぼくが一番楽しみにしているイベントが開催！
美幌ふるさと祭り、の最終日に開催される美幌神社の境内で繰り広げられる北都プロレスだ。
今年はなかなかプロレスのポスターが街中に貼られなかったので、「まさか、今年はないとか……？」とヒヤヒヤしていた。
しかし、BWF（Bihoro Wrestling Factory International）さんのご尽力で無事に開催。
しかも、レジェンドレスラー藤波辰爾も参戦するらしい。
BWFのみなさま、ありがとうございます。
そして、今年のプロレスではもう1つ楽しみにしていることが。
それは、本番の前に開催されるちびっこプロレスだ。
「つむ、ちびっこプロレスあるらしいけど、出てみる？」
「うん、出る！」
毎日のようにぼくを相手に繰り広げられる容赦ないプロレスごっこの成果がついに発揮されるかもしれない。
楽しみだ。
祭り最終日、当日。
残念ながら櫂は発熱、つむぎは元気そうだ。
相談のもと、ぼくとつむぎだけでお祭りに向かうことに。
夕方5時前、お祭り会場入り。
ちびっこプロレスは5時半からだ。
急いで、屋台で腹ごしらえ＆つむぎが絶対にやりたがるくじを引く。
時間前に神社の境内のプロレスリングにたどり着く。
そして、
「ぼく、プロレスには出ないからね！」
「え、やってみればいいじゃん、楽しいと思うよ」
「怖いから嫌」
ぼくにはあれほど猛烈な攻撃を仕掛けてくるのにこういう場面ではビビってしまった
ようだ。
うん、想定内、たぶんそうなるんじゃないかなと思ってた。
無理にやらせることではないので、2人でプロレス観戦に集中することに。
まずはちびっこプロレスから。
1人のレスラー相手に子ども5人で楽しそうに向かっていく。
「ここにつむが混ざっていればなぁ」と考えてしまうのは親の勝手な部分だろう。
ただ、つむぎもしっかり見ていたから、もしかしたら来年こそは……。
ちびっこプロレス後は、いよいよレスラー同士の戦いが始まる。
まずは女子選手の対決だ。
序盤は手を組んでひねったりする静かな立ち上がりだが、徐々に激しい技の応酬。
バシンバシンと会場内に攻撃を受ける音が響く。
やっぱりプロレスは面白い。
2戦目、ぼくとつむぎのお気に入り選手レッカ対謎の覆面レスラー、デスクレイン。
レッカは相変わらず、格闘漫画に出てきそうな筋肉美。
不気味なデスクレインを相手に、会場を盛り上げながら華麗な技を繰り広げる。
途中危ない場面もあったが、最後はレッカの勝利。
うん、かっこよかった。
ぼくはレッカのプロレスが見れて大満足だ。
つむぎの方も完全に満足してしまったようだ。
「だでぃ、ママと櫂が心配するからそろそろ行こ！」
まだ、試合が残っているのに、藤浪もまだ見れていないのに……。と思ったが、まぁレッカも見れたしいいか、と考え直しリングをあとにする。
その後、いくつか食べ物とお土産を買って、帰宅。
今年も素敵なお祭をありがとうございました！
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（登場人物）
ぼく：東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで８年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん：ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。２０１５年に結婚。
つむぎ：5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ：4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂：1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
イアンくん：記念すべき始めての海外からのお客様。ワーキングホリデーを利用して来日。アウトドア好き！
いわちゃん：愛媛大から来てくれた女の子。去年、美幌のKITENにインターン生として来てくれて、美幌が大好きに！
あやちゃん：いわちゃんの誘いで一緒に美幌に来てくれた、同じく愛媛大の学生。しっかりものな雰囲気で、好きなものお散歩。
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