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大量のレタスを収穫し、ブロッコリーを詰め、イチゴの花芽を詰む

大量のレタスを収穫し、大量のブロッコリーを梱包し、のんびりといちごの花芽を摘み取りながら、日本の農業、僕らの農業がどうなっていくかねぇと語る一日だった。

今日も天候はいまいち。雨が降ると濡れながらの作業になるのが多少困るが、涼しくて快適だ。いつもどおりの朝一のレタス収穫。今日の収穫量は大量。12玉入りのコンテナが125箱、合計で1500玉。なかなかの量だ。ただ、実際に畑からとっている量はこの倍以上はありそう。とても暑くなるこの時期は、レタスの軟腐病が大発生するようだ。2つに1つくらいが軟腐病により中から腐ってしまっている。治すことは出来ず。事前の薬剤防除である程度予防できるらしいが、雨が降った後に気温がすごく上がってしまったりするとどうしても抑えられないらしい。細菌性のこの病気は、葉脈に赤い病斑が出る。最初は地際の茎にポツポツと赤い点が見えるくらいだが、これが進行すると、葉の葉脈の方まで赤くなり、次の段階で茎の中心部から腐っていく。暑い時期のレタスの値段が上がっていくのはこの病気で全国的な収穫量が減ってしまうのが原因らしい。

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農業新聞がやっている、netアグリ市況を見るとやはりレタスの値段はぐんぐん上がっている。平年比で見てみても今年は特に上がっているようだ。雨が多いからなのかもしれない。

レタスの収穫後は昨日収穫した大量のブロッコリーを梱包。発泡スチロールに20個のブロッコリーをギチギチに詰めていく。ブロッコリーの最密充填構造だと思う。ブロッコリーを入れた後は、製氷機から氷をガラガラと詰めていく。氷を入れたら蓋をして、そのまま巨大な冷蔵庫へ。ブロッコリーは収穫後すぐに冷やして、熱を取るのが重要らしい。

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その後は全身着替えて、イチゴ苗を栽培しているハウスで花芽摘み。イチゴハウスは病気や昆虫を持ち込まないためにとても気を使う。生えてきた花芽を詰んで花ではなく、ランナーに栄養が行くようにする。作業は単純なので、のんびり喋りながら進めていく。農家は世襲制が基本だから、そりゃ減っていくよなぁとか、人口が減っていく中この辺りの野菜農家は10年後20年後どう生き残っていくのかねとか。結論は無いけどああだこうだ喋って考える時間だった。それにしても花芽摘みは位置が低いので足が痛い。

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