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レタスの病気は防げないのか?

今日も先輩農家さんのところでもりもり収穫。

レタス、リーフレタス、ブロッコリーを大量に収穫する一日だった。これが野菜農家の日々なんだなと改めて感じる。毎日これでもかという量を収穫して、出荷する。手伝いに来てくれている人がいるうちに、収穫や種まきをやってしまい。来る前や、帰った後に、農家さんはさらにトラクターを使って畑の準備や防除、植え付けなども行う。かなりハードだ。冬の間は長い、長い冬休みがあるけれど、夏の間は休みなし。東京で働いている時とは全く異なる生活リズムだ。この中で僕はやっていけるだろうか?未だにちょっと不安はある。まあ、それでもどんな暮らしをしていたってちょっとの不安はあるよなとも思う。

3種類の野菜を一気に収穫してみて思うのは、レタスの外品率の高さだ。病気にやられてしまう率が圧倒的に高い。今日も半分以上は畑に置いてきている。外品率が高いと収益的な問題ももちろんだが、作業効率がかなり下がる。レタスを切って収穫する人は、普段の倍切らなければ行けないし、ケースに詰める人はところどころに製品のレタスが落ちているのを拾って歩かなければならない。すでに防除はしているみたいだけれど、それでも天候によっては病気が大発生してしまう。
確かに論文をちらっと見てみると、降雨日数と軟腐病発生は高い相関があるらしい。降雨量はそこまで関係なく、降雨日数が多ければ多いほど、ものすごい勢いで病気が発生する。https://www.jstage.jst.go.jp/article/kitanihon1966/2005/56/2005_56_38/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kitanihon1966/1988/39/1988_39_121/_pdf/-char/ja
軟腐病自体は、土壌にいる細菌から感染する。その感染ルートは傷口かららしい。傷つけないようにも注意しないといけないのか。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/nourin/pdf/New_Folder/sisin15pdf/120.070.040.030-retasu.boujyohou.pdf
その防除については簡単に調べただけではこれと言ったものが無かった。別の細菌に先に占有させる生物農薬というのはなかなか面白いなと思う。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kapps/50/0/50_0_33/_pdf/-char/ja

ざっと見た感じでは、降雨日数が多くなると、残念ながらほぼ諦めるしか無いのが現状のようだ。これからも少しずつ育てる作物については論文まで調べてみよう。

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