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ブロッコリー、畑へ。つむぎ、消防フェアへ。

ゴールデンウィーク初日。ぼくは畑へ、つむぎ、幸枝さん、櫂は消防フェアへ向かう。

ぼくサイドは、まずは畑の畝立て。今シーズン最初の畝立てだ、ぼんやりとした記憶と、昨シーズンのメモを頼りにトラクターを走らせる。少し緊張するが、昨年本当に初めてやったときとは比べ物にならないほど落ち着いている。

トラクターのPTOを回して、施肥機のスイッチを入れ、スタート。

トラクターが走ったあとにはなかなかいい感じの畝ができ上がっていく。「うん、悪くない」

100m走って、トラクターを止め、施肥機に残った肥料を確認。
「うん、めちゃくちゃ少なかったな」

施肥機の開口部を絞りすぎていたようだ。いつも思うが、どんなに施肥設計を考えたところで、狙ったとおりに肥料を落とすのはゲキムズだ。最新式の施肥機ならGPSに紐付けて自動制御してくれるみたいだが、さいこうファームにそれが届くのはまだ先になるだろう。

今シーズンから、畝立て前はロータリーからスタブルカルチに変更
土はかなり粗い状態で畝立てだが大丈夫そうだった

肥料の落ちは均一ではなく、最初の3畝はかなり少なくなってしまった。まあでも、定植できる畝はできた。

「よし、植えるか」

家に戻り、我が家のエース、半自動移植機ナウエルナナのエンジンをかける。エンジンをかける・・・。エンジンがかからない。休養明けのエースは立ち上がりが遅いようだ。

チョークを開けたり締めたり、アクセルを強めたり弱めたりしながら何度もリコイルスターターを引っ張る。

ブルルルル

良かった、かかった。アーガマにZガンダムが搭載されるように、軽トラにエースを積み込み、ふたたび戦場へ。

苗も運び込み定植開始。この作業も久しぶりで少しドキドキするが、それでもやっぱり去年初めてやったときと比べると断然リラックスしている。「あ、これ進研ゼミでやったところだ!」状態だ。

大きなトラブルもなく定植完了。昨年の種を使ったせいか、温度管理が甘かったせいか、発芽率が悪く生育もばらつきがあり、苗のできがいまいちだった。それでもとにかく今シーズンの特攻隊が畑に旅立った。

「ブロッコリーよ、今年も頑張ろう」

ナウエルナナは後ろ向きに進みます
畑に旅立ったブロッコリーたち

一方その頃、つむぎサイド。つむぎは美幌の消防フェアに参加。防火服を着たり、高所作業車に乗ってみたり、楽しそうな写真が送られてくる。

ちっちゃな消防士
放水もお手のもの
高いところもへっちゃら
モデル立ちもできます

さらにその後、北見ファミリーランドまで足を伸ばしたようだ。楽しそうで、何よりです。幸枝さんと櫂もお疲れさまでした。

遊園地の乗り物も乗れるようになったのね

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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