見出し画像

三日間の講義が終わりました〜ぼくの担当講義をダイジェスト〜

10月8日から始まった、3日間の北海道大学CoSTEPでの集中講義が終わりました。

Communication in Science & Technology Education & Research Programの頭文字をとってCoSTEP。北海道大学で科学技術コミュニケーションに取り組む場所でサイエンスライティングについてぼくが講義する。吉本興業の養成所で地方営業でならしたフリーのピン芸人がお笑い論を語るようなもんだな、とビビりながら望みましたが、なんとか(おそらく)無事に終えることができました。

はぁ、よかった。

この集中講義は高校生向けの科学記事を書くことを目標としていました。題材とする科学ネタは一年以内に出された研究のプレスリリースや論文。受講生は集中講義に参加するまでに初稿を書き上げておき、三日間で受講生や教員からのピアレビューを受けつつ完成に持っていくという内容でした。

せっかくなのでぼくが担当した講義を当日使用したスライドで、少しダイジェスト。(ぼくの講義以外にも、インタビューの講義、文章デッサンの講義、研究所の広報について、など盛り沢山でした)

一日目、「課題文執筆のためのサイエンスライティングスキル」と「初稿を振り返る」。

サイエンスライティングってなんだろう?について妻と相談しながらたどり着いた考えです。
どこまで噛み砕くか、とか、どうやって理解し伝えるかとかに工夫はあるけれど
「そこまで特別なものではないよね」というのがぼくらの考えです。
今回はピアレビュー(編集)ありで文章を作り上げるので、
まずはライターと編集者が相互に目指すところを理解することが絶対必要!
これまでの経験から最も大事なことだと思っています。
誰かと作ると一緒に書くとより良いものになりますが、
目標を理解していないと目も当てられない。
リバネス時代の教えで、相手に変化を起こさないものはコミュニケーションではない!
というようなことを話しました。
文章を読んでもらって、「ガッチリ」。

二日目、「科学記事の要件について」。

科学記事って何?と考えてみるとなかなか難しいですよね。
ぼくの大好きなロケットニュースは科学記事ではないと思うけど、
それ以外はどうだろう?
研究を捉えるためにも、伝えるためにも、
「現在」「変化」「新しい現在」の3つを抑えると良いですよ
今回の課題では、人を惹きつけるようなストーリー性のある文章を書くことを目標としてました。
ストーリー性って難しいですよね・・・。
ここでは、ゲーム・オブ・スローンズや人志松本の滑らない話の話をしました。
何で!?笑

三日目、「科学技術コミュニケーションをビジネスにすることを考える」と「サイエンスライティングをビジネスにするためのアイデアディスカッション」と「科学技術コミュニケーションとしてのライティングとは」。

「科学技術コミュニケーションをビジネスに」。
これを語るにはぼくと幸枝さんが巣立ったリバネスは絶対外せないです。
中に居た人間でも、外から見ると不思議な会社です。
リバネス時代の仕事も少し紹介。
情熱・先端Mission−E、良いプログラムだったなぁ。
もちろん、ゆめちからもGRCもロールス・ロイスも全部良いプログラムでしたよ!
リバネス時代、そして今も
どうやって仕事を作っているかなぁ?という話です。
課題があって、解決できる、それをうまく伝えられれば仕事が生まれる。
と思っています。
最後にやったディスカッションのネタです。
20分と書いてますが、その前にぼくが話しすぎて15分くらいに・・・。
短すぎるなか、班ごとにディスカッションしてもらいました。
班で考える練習にはなったかな?

三日間の講義を終えて、ぼくにはとてもいい経験になりました。学生はもちろん、いろんな業界から参加されている社会人の方とも知り合えたし、スープカレーも串カツも食べられたし。ありがたや、ありがたや。

受講された方々のこれからの人生において、この時間がなにかの役に立つことを願っています。

この機会に知り合えたみなさま、道東に来られる機会がありましたら、ぜひさいこうファームにお立ち寄りくださいませ。というか、ぜひ一度さいこうファームに遊びに来てください、道東の良いところも紹介しますよ!ぼくと幸枝さんと、二人の息子と、一匹の猫でお待ちしています。

本当に、ありがとうございました!

noteを読んでくれてありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した3人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!それと、野菜の予約販売はじめました!
https://bihoro-takumi.jimdofree.com/shop2022/


サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!