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この一年、ひっそりと、でもとても大切にやらせてもらっていた仕事の話

 今日は一年間ひっそりとやっていた仕事の紹介です。超熟で有名なPascoさんと、美幌に来る前に僕が努めていたリバネスがやっている『「ゆめちから」栽培研究プログラム』で月に一回ブログを書いていました。

 『「ゆめちから」栽培研究プログラム』は中高生向けの研究プログラムです。プログラムに参加する全国各地の中学校、高校で、国産の超強力小麦「ゆめちから」の、最適な栽培方法を研究しています。参加する生徒は施肥計画を立てて、小麦の種まきから収穫、分析、そしてパン作りまでを一年間かけて行います。

 そのプログラムのHPで、美幌町のゆめちから生産現場の様子についてのブログを書いていました。プログラム参加校の多くは北海道外。生徒の多くは実際のゆめちからの生産現場を見たことがありません。実は僕も美幌に来るまで見たことがありませんでした。そんな生徒たちと北海道の畑を繋ぐ役割を担っていました。

 昨年9月の種まきから始まり、今年の8月の収穫、そして9月の収量まとめについてのブログまで、全12回。美幌町のゆめちからについて書いてきました。プログラムに参加していた生徒たちにとって、小麦の生産現場を少しでも身近に感じる機会を提供できていたら嬉しいなぁ。

 この『「ゆめちから」栽培研究プログラム』僕にとっても妻の幸枝さんにとってもものすごく思い入れが強いプログラムなのです。

 プログラムが始まったのは2012年、当時リバネスに入社二年目の僕と幸枝さん(まだ付き合ってもいません)、そして一年目の宮内くん(今ではリバネスのグループ会社の代表を努めるものの当時は頼りなかったものです)の新人トリオでPascoさんと一緒にゼロから立ち上げました。おそらく、Pascoの担当者様にもだいぶ心配や気苦労をかけていたのでしょう。その節はお世話になりました。

 あれからもう9年、関東の3つの高校の参加から始まったプログラムは、今では全国の中高生に研究と小麦づくりの機会を提供し続けています。ああ、本当に感慨深い。

 そんな僕にとって思い入れのあるプログラムに今も関わらせてもらっていて嬉しい限りです。Pascoさん、リバネスさん、ゆめちから開発者の西尾先生、田引先生、そしてブログのために畑の様子を観察させてくれた農家さん、本当にありがとうございます。

 次のシーズンこそは、プログラムに参加している中高生に北海道の広大なゆめちからの畑を案内してあげたいなぁ!

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