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半自動野菜移植機ナウエルナナで種まきに挑戦
さいこうファームでは、ブロッコリーもとうもろこしもキャベツもレタスも、全部、半自動野菜移植機ナウエルナナで植えている。農機具の中でも数少ない新品で購入したもので、さいこうファームの大エースだ。
ナウエルナナは苗を回転するカップにポコっと落とすと、そのカップから移植機のくちばし部分にストンと苗が落とされ、そのままズボッと土の中に移植してくれる代物。マルチがあろうがなかろうか、鋭いくちばしが貫いて地中に苗をリリースしてくれる。
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一方で、とうもろこし、中でもポップコーンは苗の移植より、種の直まきがおすすめらしい。移植時に根っこがちぎれる影響がブロッコリーなど大きいようだ。ポップコーンは背丈が高くなることも、直まきがおすすめの理由とのこと。直まきの方がしっかり大地に根を張ってくれて強風に強くなるそう。
幸枝さんとのさいこうファーム会議、
「うーん、直まきか、穴のないマルチ買っちゃったし、穴あけるの大変だなぁ・・・」
面倒くさがりのぼく。
「ナウエルナナをとりあえず走らせて穴が開いたところに種落とす?」
常にできる中での最善を目指す幸枝さん。
「それなら、カップに種落としてみたら良いんじゃない?」
「うまくいく?くちばしにくっついちゃったりするんじゃない?」
「まぁ、やってみよう」
ということで、早速やってみた。カップにはそれぞれ2粒ずつの種を投下。苗の場合は倒伏のことを考えて深植えにしていたが、今回は最も浅い設定だ。深くしすぎると発芽に問題があるかもしれないと考えている。ナウエルナナの魅力の1つである給水についても検討した。水によってくちばしに種がくっついてしまうかも?と思ったが、発芽のためには水が必要なはずなのでとりあえず給水はする設定にしてみた。
ドキドキしながらクラッチを入れる。カポンカポンとナウエルナナがマルチに穴を開けながら進んでいく。途中で止めて、確認するとくちばしの中にはつねに2粒の種。くっつくことはなかったようだ。植えた後をチェックするも土にまみれたであろう種はうまく見つからない。
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試行錯誤の結果、現時点ではこの方法が一番手早く種を落とせるのです
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「うーん、たぶんうまくいっているっぽい!」
そう信じて、1畝弱はナウエルナナでの種まきを試してみたのでした。
うまくいってるかなぁ?来週には発芽して結果が分かるはず。もしうまくいっていたら、とうもろこし系は来年はナウエルナナで直まきでも良いかも知れないな。
最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
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