ねんねのときは、「キラキラ星」

お風呂から上がり、パジャマを来て、ちょっと遊ぶ。幸枝さんが髪を乾かしてリビングに来たらいよいよつむぎもおやすみモード。

「ねんね、する。もうふー」

毛布を抱えてベッドへ向かう。

ベッドに向かいすぐに寝てしまうこともたまにあるが、大抵はここからが本領発揮。ベッドの上でジャンプ、ジャンプ。くるくる走り回って、バタンと倒れ込む。小さな体の中にある膨大な体力を、わずかばかりも残したくないようだ。超新星爆発かのように最後にすべてのエネルギーを爆発させる。

今日は「さあ、いくよー」と宣言してから僕か幸枝さんに飛び込んでくることを繰り返す。常夜灯だけの薄暗い中、助走をつけて思い切り飛び込んでくるので、受け止める側もかなりの気合が必要だ。

プロレスを繰り返した後は、得意のお歌を歌い始める。「まま、だでぃ、ねんねして」僕らが寝たフリをすると「きーらーきーらーひーかーる、おーそーらーの、ほーしーよー」とキラキラ星を歌ってくれる。つむぎはこども園で眠そうにしている友達にもキラキラ星を歌ってあげているらしい。つむぎにとって「キラキラ星」＝「ねんね」が定着している。友達に歌っている姿もぜひ見たいが、その機会はなかなか無いだろうな。

そんなこんなを繰り返している内に、つむぎはようやく眠りに入る。いや、入っているようだ。多くの場合、僕の方が先に寝てしまうので、つむぎが実際にどう寝入るのかはわからない。

いつもどおり、誰よりも早く寝てしまう僕。きっと幸枝さんは「あ、こいつ寝たな・・・」と思っているだろう。いつもありがとうございます！