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実は色々あるアスパラ品種、実際に植えてみて3年目のおすすめ品種

最近のさいこうファームでは、朝5時からのアスパラガスの収穫からスタートする。
50mのハウス2棟分、1人でやると1時間半から2時間程度の作業だ。
これを、ぼくと幸枝さんが日替わりでやっている。

朝5時からアスパラ収穫。
字面を見ると、「農家マジ大変、NMTだな!」と思われるかもしれない。
ただ、やっている本人としては、頑張って作ったハウスからニョキニョキ出てくるアスパラを、お気に入りのポッドキャストでも聞きながら収穫する時間は悪くない。
どちらかというと早起き&元気いっぱい怪獣(HGK)の櫂を家の中で相手にしている方が大変だ。

そんなこんなでアスパラを収穫する日々が始まっている。

そして、気付いたことがある。

アスパラは、品種によって育ち方が驚くほど違う!

さいこうファームでは、「バイトル」という品種と「ゼンユウガリバー」という品種のアスパラを育てている。
バイトルはオンラインで見られる研究レポートと近隣の農家さんの評判を元に選びぬいた品種だ。※下のリンクのnoteはぼくの全記事の中で3番目に読まれている(今見るとちょっと読みづらい書き方をしているなぁ)

もう1つのゼンユウガリバーは、研修先だったみらい農業センターでアスパラにとても力を入れていた方から、
「1棟は新し目の品種を試してみたほうがいいぞ!」
とアドバイスを貰って選んだ品種。

その2品種を定植して3年目、ついに収穫してわかったことは……。

「ゼンユウガリバーの方が、アスパラの太さ、収穫量、形の美しさ(穂先が開きにくいなど)のいずれの点においても明らかに優れている!」

アスパラ品種をリサーチした当時は、ゼンユウガリバーのデータが見つからなかったため、正直どんなものなのか分からないけど使ってみた感じだった。

が、3年目で収穫を少し始めた時点のぼくが、今から新たにアスパラハウスを作るのであれば、確実にゼンユウガリバーを選ぶ。
今後バイトルが良くなったり、ゼンユウガリバーがおかしくなったりする可能性もゼロではないが、現時点では明らかにゼンユウガリバーだ。

研究者として統計的に検討してみたわけでは全くないので、保証はできないけど、個人的には確信している。

ゼンユウガリバー、おすすめ!

左がゼンユウガリバー、右がバイトル
ゼンユウガリバーは比較的太めのもので揃っている感じ
バイトルは細いものも多い(もしかしたら年数が経過すると変わるかも?)
ゼンユウガリバーのハウス
収穫前に写真を撮らなかったのは一生の不覚!
こっちはバイトルのハウス
収穫前に写真を撮らなかったのは一生の不覚(二度目)!

次やるなら、ゼンユウガリバーと書いたけど、新しい品種で良さそうなものがあればそっちを試してみたい気もするなぁ。


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(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


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