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リビングに机を買おうかと思ったけど、最もサステナブル解決策にたどり着いた話

 冬は一面雪に覆われる美幌町。基本的に農業の仕事はお休みなので、僕ら夫婦は家でパソコンに向かって仕事をしている。ありがたいことにライティングを中心とした仕事をいくつか頂いている。息子をこども園に送り出してからが仕事の時間だ。二人して黙々とキーボードを叩く。

 そこで問題になるのが、どこで仕事をやるかだ。我が家はダイニング・キッチンにしか机がない。しかし、リビングのストーブから少し離れたダイニング・キッチンで作業をしていると、少しずつ足元から冷えてくる。その冷えは段々と無視できないレベルまで高まる。必然的にある程度作業をしたら、ストーブの前に移動して体を温めて、また作業に戻る。そんな感じの働き方だ。

 そこからさらに一歩進むと、「もうストーブの前で仕事するか」となる。その場合使用するのが、こちら。

 吉田家伝来のちゃぶ台だ。キティちゃんのシールがチャームポイント。このちゃぶ台であれば、ストーブの前で仕事ができて温かい。しかし、高さが微妙でどうにもこうにも姿勢が辛い。また、二人で作業するにはすごく小さい。

「あぁ、もう、いよいよ机買おうか?」
「うーん、ちょっと選ばせて」
「使わないときは折りたたんでしまえるやつなら何でもいいよ!」
「こだわりがないねぇ・・・」
「こだわりねぇ。あぁ、サステナブル、エシカルだね!」

 patagoniaのジャケットを買ったあたりから、チラホラと頭の中に浮かべているキーワードだ。美幌の寒い冬でも温かなジャケットは本当にすごく気に入っている。

「あ、キッチンの机、リビングに運べばいいんじゃない?」
「確かに。折りたたみ机買ってもいちいち出し入れするんだったらそれでいいかもねぇ」

 ということで、リビングに机を運ぶ。思ったより軽く、一人でも楽に移動させることができる。リビングに置いた机。少し眺めた後に、パソコンを置いてみる。

「うん、悪くないね!机も広いし。何より、日光でランチを食べた明治の館っぽさがある!」
「え、どこが?」
「なんか古い感じがするところ」
「古いだけじゃん・・・」

 ということで、冬場のパソコン作業はダイニング・キッチンの机をリビングに運んで行うことになりました。結局、何も買わないというある意味最もサステナブル(?)な解決策に到達した僕らでした。

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