見出し画像

レタス、リーフレタス、ブロッコリー

今日は収穫三昧の一日。

先輩農家さんの家に行って、朝から野菜を収穫しまくり。最初はレタス。前の人が包丁で切っていくレタスをコンテナに12個ずつ詰めていく。結構ぎゅうぎゅう積めることもあり、折れてしまわないかちょっと心配。今日のレタス畑は軟腐病が発生しがちの畑らしい。実際に3〜4割位は収穫せずに畑に残していくことになる。軟腐病はレタスの芯から腐ってしまう細菌性の病気で、芯の部分にちょこっとピンク色のシミのようなものができるとこから始まる。これがしばらくするとどんどん進行し、レタス全体が腐ってしまうのだ。治療は出来ず事前に最近が入りにくくする防除をすることしか出来ないとのこと。雨が降った後に気温が上がるとこの病気が大きな問題になるらしい。収穫はこの軟腐病に気をつけながら進めていく。

画像2

画像1

レタスの次はリーフレタス。ここのリーフレタスは加工用に出荷されるので、そこまで見た目が求められない。求められるのは1ケースあたりの重量だ。レタスは1ケース12玉が決まりで大きさは若干前後する。リーフレタスは個数は関係なく重さで勝負だ。ダンボールにギュウギュウに詰めて出荷する。

画像3

最後に収穫したのはブロッコリー。幸枝さんがものすごく大変と言っていたブロッコリーだ。他の2つと違って、この収穫は一つ一つ葉っぱの森の中から見つけ出す必要がある。それに大きさの基準がアバウトな様で結構シビア。だいたいこのくらいの大きさから収穫してと教えてもらう。目安は手のひら大きさだ。僕の場合は頭の部分を左手で触ってみて手の平から少しはみ出るくらいからが取り頃だ。最初から手の感覚が基準になるのでなかなか難しい。葉っぱをかき分け見つけたブロッコリーに左手をかざし収穫する。この繰り返しが結構時間がかかる。今日は量が少なかったのでそこまで大変じゃなかったけれど量が多かったら確かに大変だとおもう。それはそれとして、僕はブロッコリーのサイズの判断が上手だったらしい。僕の左手にはブロッコリー選びの鬼が宿っているのかもしれない。これがぬ~べ~先生の鬼の手というやつか。

画像4

収穫以外のもう一つの仕事がマルチ剥がしだった。レタスの露地栽培はマルチを敷いて行っている。広い範囲に敷き詰められたマルチを手で剥がしていく。両端と両脇は土で埋まっている。順調な時は引っ張るだけで土の中から一気に剥がしていけるが、そうでない時は両脇がビリビリ破れて土の中に残ってしまう。ビニールは土中で分解されないので、できる限り残さないように掘り起こす。マルチ剥がしはかなり大変な作業だ。こういうところで生分解性プラスチックがとても役に立つんだろうと思う。レタスの場合、同じ畑で年二回栽培する。その分マルチの使用頻度は高いので、それでも生分解性プラスチックが使えるのか現在何本かの畝を使って実験中とのことだった。僕が就農するまでに、良いものが見つかるとよいなぁ。

画像5

自然を相手に大量に良いものを作り出す。農業の世界にはまだまだ研究で技術革新できそうなところが多くあるなと感じる日々だ。


サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!