父の日を祝ってもらえるようになって

幸枝さんとつむぎで買い物に行くというので、ぼくは櫂と一緒にリビングでゴロゴロ。

前進することを覚えた櫂は、「あそこ！」と定めた目的地に向けてなかなかのスピードで進んでいくようになった。いよいよ目が離せない。

櫂が進んだ後にはものが散乱しているのだ

しばらくして、2人が帰ってくる。つむぎはなんだかうれしそう。

「だでぃ！今日はいいものがあるよ！」

手には何やら紙の箱を抱えている。

「じゃーん！」

美味しそうなアップルパイだった。そういえば父の日だった。
ぼくも子どもに父の日を祝ってもらえるようになったんだなぁ。

幸枝さんに話を効くと、現金が足りなかったみたいで、なぜかいつも車に置いてあるつむぎの貯金箱のお金を少し使わせてもらったようだ。

ありがとう、つむ。
とても美味しいアップルパイでした！

とりあえずクリームの味を確認するつむぎ

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した４人と１匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします！
（登場人物）
ぼく：東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで８年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん：ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。２０１５年に結婚。
つむぎ：３歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ：２歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂：０歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。