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猫のいるくらし

美幌に帰ってきてから一週間が経とうとしている。

最初数日は
「はぁ、つむもいないし、櫂もいないし、幸枝さんもいないし。さみしいなぁ、なんかやる気でないわぁ」
とダラダラと過ごしていた。

しかし、すぐにさまざまな締切が目前にせまっていることに気づき、一日の大半をパソコンに向かって、カタカタ打ってみたり、頭を抱えてみたり、ちょっとコーヒー飲もうかなと思ってみたりする生活を続けている。

そんな、ぼくの横には自由を謳歌するスピカ。横だけでなく膝の上にも、お尻と背もたれの間にも、そしてパソコンの上にも登場するスピカ。

ちょっと席を離れると、イス取りゲームを仕掛けてくる猫さん
かまってもらうために強硬手段に出る猫さん
どかしてもどかしてもせまりくる猫さん

「おい、遊べ?まだパソコンカタカタする気か?」とでも言っているかのようだ。

猫のいるくらし、カーテンがボロボロになったり、ズボンを引っかかれたり、ぼくが横になっているとおもむろに登ってきてツメを立てたりしてくるけれど、家の中に「自由」の象徴がトコトコ歩いているのは悪くないよなと思うのだった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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