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今年のさつまいもは・・・

今年のさつまいもは、順調そう!

昨日から雨が降り続き、今日もぐずついた天気模様。こんな日に無理して畑にトラクターで踏み入れると、どっぷりとタイヤがハマって、抜け出すだけですごい苦労する。今年は、スプレーヤーを背負ったトラクターで2回タイヤが埋まり、畑で1人、天を仰いだ。

だから今日は無理に機械で畑に入らず、手作業でやれることをやろう!

ということで家の裏のさつまいも畑の草取りをすることにした。

今年のさつまいもの生育はすごく順調そう。葉っぱも元気そうだし、茎もいい感じ。これは秋の収穫も期待できそうだ。

さつまいも、元気そう!

手伝いに来てくれた2人と一緒に畝間の大きな雑草を抜いて回る。

畝間に茂る雑草をやっつけます!

さつまいもがしっかり成長し、畝間が埋まるのも時間の問題になってきたので、雑草取りも今回で最後にできそう。

「うんうん、いい感じ」

ただ、1つ頭をよぎる不安要素がある。

それは「ツルボケ」。

さつまいもは茎や葉の生育が良すぎると、芋ができないツルボケという現象が起きるらしい。恐ろしい。生育が旺盛なことを素直に喜んではいけないのか・・・!

不安な気持ちで、ツルボケについて調べてみると、出てくる、出てくるいろんなネット記事やYou Tube動画。どれも「ふむふむ」と思うし、どれも「うーん本当かしら?」と思うので、最終的にはグーグルスカラーで調べてみることにした。

すると出てきたのが2013年に開かれた作物学会の資料。

窒素施肥量がさつまいもの塊根生産の及ぼす影響 門脇ら 2013

これを見る限りだと、新しめの品種では施肥量によって、T/R比(T:top,地上部重量 R:root,地下部重量)はほとんど変化しないらしい。つまり施肥量の多少によってツルボケはほとんど起きないよ!という結果のようだ。古い品種(ここでは紅赤という品種)だと肥料が多いとT/R比が大きくなり地上部ばかり大きくなるツルボケが発生するようだ。

なるほど、うちが植えているのは新しめの品種なので、そんなに心配しなくてもいいみたいだ。

一安心して、さつまいもの健やかな生長を祈るのだった。
それでも、そのうち一回はツル返しと言うやつをやってみようかなぁ・・・。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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