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仁義なきネズミとの戦い、さいこうファーム育苗ハウス編、結末

チャラーン、チャラチャラ、チャララーン、チャララー
トゥーントゥントゥン、トゥトゥントゥーン……。

さいこうファームの生命線である、ブロッコリーの苗にカチコミを仕掛けてきたネズミ。
二度目の襲撃を受け、全面戦争へと発展したさいこうファーム対ネズミの血で血を洗う攻防戦。

そして、今朝、大きな展開を迎える。
「仁義なきネズミとの戦い、さいこうファーム育苗ハウス編、結末」

いつもの通り、子どもたちをこども園に送り出し、育苗ハウスに入るぼくこと広能拓三。
鋭い眼光で(本当はさらに被害が出ていないかビクビクしながら)、ブロッコリー苗のもとに向かう。

数十枚の育苗トレイをぐるりと囲んだ粘着シート。
その右奥に、灰色の影……。

かかっている!
想像以上にデカく成長したにっくきネズミの姿。
ありがとう、チュー取る1番。
※捕まっているネズミの写真は迷ったのですが、自粛します。

「美幌の喧嘩いうたらトルかトラれるかの二つしかありゃぁせんので……」

捕まえたネズミは、幸枝さん、そしてお隣の農家さんに改めてもらい。
この戦いはついに手打ちとなったのだった。

しかし、あまりにも大きな戦いの傷跡。
眼下に広がる、スカスカの育苗トレイ。

この惨状を受けて、さいこうファームではネズミなどを構成員とするチュー力団を反農業的団体と位置づけ、チュー力団による不当な行為等を行うことを禁止する「チュー力団対策法」の施行が決定されたのだった。

「みんなで一致団結!!チュー力団を排除しよう!」

とにかく、ネズミがはびこりにくい環境づくりに一歩ずつ邁進していきます。
また、一匹捕まえたからといって安心せず、引き続き対策を続けていきます。

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(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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