【君の未来は、君が決めるんだ!①】
2020年3月24日
東京オリンピック延期が決まった日
後世語り継がれることになると思う。
そして、2020年に『卒業』という節目にあたる人は、今までのそれとは全く別の形となったよね。
どんな想いだったんだろう。
今年からマガジンを始めたことと今回のことに何らかの意味を持たせるなら、全国、いや世界中で卒業を迎えた人たちに、僕なりのメッセージを届けることなんじゃないかな。
そう思って、今回は『卒業を迎えた君』に向けて記事を綴ろうと思うんだ。
※もし周りに対象者がいたらシェアしてくれたら嬉しいです。
【なんとなくには意味がある】
前職では水泳のコーチをやっていてね、たくさんの高校生、中学生、小学生の門出を何度も見てきました。
もちろんスイミングスクールの卒業生もたくさん送り出してきました。
でも、君はそうはならなかった。
辛かったのかな?寂しかったのかな?
生徒だけではなく、先生もきっと同じなのかな?
今までとは違う形で卒業を迎えた君に向けて、メッセージを送りたいと思います。
現在の僕は、自分の感覚を大切にして色々な判断をできるような人が、より多く育って欲しいと思って活動しているんだ。
▫️なんとなく選んだ服
▫️なんとなく選ぶドリンク
▫️なんとなく選んだラインマーカー
▫️なんとなく選んだハンカチの素材
▫️なんとなく捨てられないぬいぐるみ
▫️なんとなく好きな花
▫️なんとなく好きな香水
▫️なんとなく選んだ定食
いったい、なんで?
みんなの『なんとなく』が、自分の身体が必要だから選んでいたのであれば、結構ステキだと思わない?
でも、意識しないまま、ほんとに『なんとなく』で終えている人がたくさん居るんだ。
それは『卒業』も同じで。
今回の新型コロナの影響で、学校に通えなかったこと、そして簡素化された卒業式だったり、卒業式自体出来ずに終わった人もいるよね。
[なんで、俺たちのときに限って、、]
こう思い過ごしているかもしれない。
実は僕もね、こう思っていた時があるんだ。
【第二次ベビーブームに生まれたこと】
第二次ベビーブームは1971年から1974年まで生まれた、いわゆる団塊世代の人たちの子供達。団塊ジュニアって言われているんだよね。特に僕の生まれた1973年は1年間で210万人と最多、第一次ベビーブームと比較しても2番目に多い出生率なんだよ。
当然、大学に入るのも、就職するにも、メチャメチャハードルが高かった時代です。
しかも社会に出る頃にはバブルは崩壊。
1990年代後半から2000年代前半は、日本経済が失われた10年と呼ばれた深刻な不況期に学校を卒業し、働くことに困難を極めた若者たちは「就職氷河期世代」と呼ばれたんだよ。
[なんだよ。俺たちの年代は、、]
そう何度も思ったんだ。
ちょうど僕たちの年代は、会社だったら管理職という責任あるポジションを任されたり、経営者として毎日奮闘しているかもしれない。
『一所懸命』が大事だと教えられたけど、今までの年功序列は完全に崩壊しているし、むしろ一番働き盛りのこのタイミングで、リストラ対象にまでなっちゃってるんだよ。
これ、まさに代弁してくれているようだ。
なんとなく受験して、なんとなく学校行って、なんとなく就職して、、
5年早く生まれ、今までの先輩たちと同じようなレールに乗っていたら『なんとなく』過ごしていたのかもしれない。
でも、
受験、卒業、受験、卒業、、、
こう繰り返すたびに、
[なんで、俺たちの時代は、、]
に直面したんだ。
つまり僕たちは『なんとなく』生きることができなかったんだ。
『節目』なんて気にするな。
とか、
『節目』を無理してつけることより毎日を充実させた方がいい。
そう言う人も居るし、たしかにそうかもしれない。
でも就職できたことは、他の世代よりも思い入れがあるし、『ベビーブームの中、就職できた』というのは物語として成立させられる。
※今の活動の中でも相当役立っているんだよ!
節目を大切にすることについて書いてるよ!
ベビーブームで良かったとは完全には思えないけど、僕たちは一つひとつの事柄に、いちいち向き合う癖がついたと思うんだ。
もし節目節目を『なんとなく』
迎えていたとしていたとしたら、
どうなっていたんだろう。
そう思う時がよくある。
もちろん、他の年代の方が、全員なんとなく過ごしていたとは思っていないけど、圧倒的に『分母』が多い世代を生きてきた僕たちだから感じることができる経験則だと思う。
君が今回の卒業をどう受け止めているかは分からないけど、少なくとも他の年代のそれよりも、圧倒的な物語になっている。
それをプラスにするのか、マイナスにするのか。
今回のコロナの一件。前述した通り僕たちの年代は、自分で経営している人も居るし、管理職としてチームをまとめてあげなきゃならない人もいる。女性だったらお子さんを育て上げる一番大変な時期かもしれない。
きっと厳しいと思う。
だけど、僕は信じているんだ。
約500万人が働いていると言われているベビーブームのおっさんやおばさん達のここからの頑張りを。
君たちの見本になれるとは思ってないし、今回のような卒業を経験したわけでもないけど、だけどね見ていてごらん。この世代は新しい節目が来たときは強いよ。
おっちゃん達も頑張るからさ、君も今のこの時を、プラスの物語になるよう動いてくれることを願ってるよ。
一緒に乗り越えていこうぜ!
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