海苔問屋の使命

海苔は日本人にとって非常に身近な食べ物です。
でも、本当に美味しい海苔に出会ったことはありますか？

見た目ではほとんど変わりがなく、黒いか黒くないか程度しか分かりません。しかも、スーパーなどで売っている場合、ビニールに入っていることが多いです。
この状況では一般の方では美味しい海苔を見極めることは非常に困難です。

そこで海苔問屋の出番です。

海苔は冬の間に生産地の漁協にて行われる「入札」で買い付けます。
ここではサンプルがあるので、海苔を見定める事が出来ます。
見定める人間の事を我々は「目利き」と言い、創業からの歴史と経験に培われた技で美味しい海苔を探し出します。
この目利きの技量が海苔問屋の命なのです。

でも、これだけでは不十分です。

目利きが見つけた本当に美味しい海苔を工場へ持ち帰り、仕分け作業に入ります。
海苔はとても繊細です。
産地はもちろんの事、生産者や、収穫した日が違うと、全く違う海苔になってしまいます。
その為、吉田商店ではそれらをすべて仕分けし、グレード別に分けます。

こうすることで、いくつかのグレードに分かれた海苔を商品に振り分け、販売しています。

お客様が安心して「本当に美味しい海苔」を召し上がれるように、創業以来約150年続けてきたこだわりで、今日も海苔を焼き、袋詰めして配送しています。