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【非PR】スマホゲーム「クラロワ」を契機に、スマホ中毒に立ち向かった話【半日編】
※文字数約4,500文字 想定読了時間8分
※本稿はクラロワとは全くのPR関係にないことを最初に表明しておきます
皆さん、順調にスマホ中毒になられていますでしょうか。
本稿は、日夜スマホをいじっていることが多いスマホ中毒気味の私が、スマホゲーム『CLASH ROYALE(クラッシュ・ロワイヤル)』(クラロワ)での一事を契機にスマホ・ネット断ちをした実録レポです。
何を言っているかよくわからないかと思いますがまあ聞いてください。
スマホ断ちの効用の結論としては、以下の通りです。
・最初の不安感割とすごい
・インプット・アウトプットともにめっちゃ捗る
(特にアイデア出し系は捗る)
・その分アタマがめちゃ疲れる
ここに至るまで。一日をどのように過ごしたか、シーン別の詳細をレポートいたしますので是非ご覧いただければ幸いです。
(ちょっと長くなってしまいました)
目次
・スマホ中毒とは
・今回の試み
・シーン別の感じたこと
ー開始当初
ー移動
ーAM
ーお昼ごはん
ーPM
ー帰り道(本屋・喫茶店)
・雑感
・スマホ中毒とは
最近はどこを見ても、誰を見てもスマホをいじっていることが多いかなと思いますし、自分でもスマホをいじっていることが多くなりました。
音楽、電子書籍、ネット、ゲーム……すべてがそこに詰まっているわけですから。
立てばスマホ、座ればスマホ、歩く姿は歩きスマホです。
※やめよう!歩きスマホ
スマホ中毒(スマホ依存症)とはこのように言われています。
「スマートフォンを常に操作していないと気が済まなくなることを意味する語。中には食事中、風呂、トイレなどでもスマートフォンが手放せなくなる人もいるという。特に、SNSやオンラインゲームなどが原因として挙げられることが多い。」
覚えのある方、いらっしゃいませんでしょうか。
私も結構それ気味で、1人で食事をしているときなんかはスマホを見ながら食べたりしますし、電車の移動中はもっぱらスマホで時間を使っています。
これが何か大きな問題を引き起こすか、というと今度はwikipedhiaからの孫引きですが、「睡眠時間の減少、下を見続ける姿勢が主なため自身の体調に不都合をきたすようになったり、健全な社会生活が送れなくなってしまった者が数多く存在する。」とのこと。おおこわいこわい。
・今回の試み
さて、今度は皆さん「クラロワ」はご存知でしょうか。
2016年3月に世界中でローンチされたスマートフォン用ゲームです。
内容は「リアルタイムストラテジー」「タワーディフェンス」「トレーディングカード」の要素があり、
・カードを集めてデッキを組み
・盤上に配置
・相手の城を壊すと勝利!
というシンプルかつ奥深いゲームです。
※「クラロワ」面白いですよ
「そのゲームとスマホ中毒何が関係あんねんいい加減にせえよぶん殴るぞ」と思われていると思います。まあお待ちください。
クラロワでは戦いに勝つと「宝箱」がもらえ、開けるには一定の時間が必要です。通常の「銀の宝箱」は3時間、ちょっといい「金の宝箱」は8時間のようになっています。(課金で手に入るアイテムで短縮可能。金は便利です)
今回、いい宝箱を引きました。
※見るからによさそう
開くのに12時間待たねばなりません!
基本的に開けるのにアイテムを使いたくない私は、この12時間をなんとか有効に活用できないものかと考えました。
そこで思いついたのが「スマホ断ち」です。
「どうせ12時間は宝箱も開かないのだし、いっそスマホ自体に触らないようにしよう」、とふと思ったのです。やっと繋がりました。
ルールは以下のとおりです。
・宝箱が開く12時間後まで、絶対にスマホを見ない
(時計・音楽・モバイルSuica・電子書籍などの用途としても使わない)
・当然通話もしないしLINEも見ない
(が、とんでもない鬼電が3回以上続くなら流石に出る。
このルール設定の経緯は後述)
・せっかくなのでPCでネットも見ない
日頃スマホ漬けの人間が、半日間スマホを触らないとどういう思いが生まれるのか、シーン別に振り返ります。
・シーン別の感じたこと
ー開始当初
朝、7時過ぎにスタートしました。
いつもはポケットに入れているスマホをバッグの中にIN。
この瞬間に「そもそもスマホ中毒の定義ってなんだろう?」とググりたくなります。すでにやばい。
やることがないことを想定し、本を2冊持っていきました。
(いずれもちょっとライト目)
※この二冊
近くのモスバーガーで朝飯。
いつもなら大体スマホを見ていますが、スマホを見れないので電子でとっている日経新聞も読めません。しゃあなしモスに備え付けの紙の産経を読みました。初めてです。(1初めてゲットしました)
このあたりで「あれ、俺ほんとにスマホ持ってきてるかな」と不安になり、バッグの中をみます。当然あります。
「ああ本当にスマホ中毒なんだな」と理解が進みます。
ー移動中
朝少し余裕があったので一駅歩いてから電車に乗りました。
いつもは徒歩移動中音楽を聞いていることが多かったのですが今日はそれもなし。そうするといろいろなことが頭に浮かびます。
例えばこんなことです。
(その都度メモしました。メモするとき「ぬ」がどんな文字だったか忘れてしまい、自分の記憶力の劣化に焦りました。)
・この記事の構成どうしようかなあ
・別のnoteのネタの種
・VALUの優待にできることないかなあ
・北斗の拳のサウザーってスピンオフ出てたけど全然重要なキャラじゃないよなあ。むしろユダのほうがレイとの因縁分重要なくらいでは
・いや、そもそもレイすら行きずりの中だし、北斗の拳ってかなり短い間に人の入れ替わりがあったよな。最近の漫画とちょっと違うわ
北斗の拳のことが頭をよくよぎったのは偶然だと思いますが、より理解が深まりました。
そして駅。久々にカードのSuicaを使います。
が、「係員がいる改札をお通りください」の表示が!
どうやら「6ヶ月以上使っていないとロックされる」機構のようです。
また新たな気付きになりました。
電車での移動中はもっぱら本。
1時間近くあったので、1冊目はほぼ読み終わりました。捗る。
ーAM
緊急案件がないことを確認し、資料を持って今後のプラン・アイデア出しをすることにしました。
この間は一箇所にとどまると飽きるのでちょっと色々なところをうろうろしました。そしてこのあたりで二度目の不安が発生。
「もし親が危篤とかの連絡があったらどうしよう」
という思いが生じました。やはりスマホを見るべきなのでは?
しかしこれもよくよく考えたらスマホ中毒のイチ症状なのだと思います。
日頃過ごしている間、「健在の親の危篤」を想定して生きていますでしょうか?
先の思いは、「なんとかスマホを触る理屈を作ろう」と私の脳が作った理屈なのだと思います。おおこわいこわい。
※要はこういうこと
ただ、不安をそのままにしておくのも不安なため、「鬼電が3回入ったら見る」というルールをここで設定しました。これで一安心。
午前中のプラン出しもこれまた捗りました。
大変進捗して気づけば昼。このときに「え、こんなに進んだのにまだ午前終わったとこなの?」と感じました。
日頃、「調べ物のためにネット」「休憩がてらスマホ」とどれだけ時間と集中力を無駄にしていたかがわかります。
ーお昼ごはん
お昼は食後も席に余裕があったのでコーヒーを飲みながら読書の続き。
このあたりで1冊読み終わり、2冊めに突入しています。
また、平行して仕事以外のアイデア出し(歩きながらしていたようなこと)もここでまとめて行います。
インプットとアウトプットは交互にやるとなんとなく捗る気がしました。
このあたりから不安感はほぼ全くありません。
ーPM
プラン続き。捗ります。
が、夕方くらいになるとちょっとアタマが疲れてきているのを感じます。
いつも頭を使わずに過ごしてきているんだなあ、と思うとともに、ゲームや音楽などはリラクゼーションとしては一つ役にたっていたのかも、と感じます。
なので早めに切り上げて帰ることに。
ー帰り道(本屋・喫茶店)
ちょっと早めに出たので本屋と喫茶店に寄り、新たに本を買うとともに持ってきた本とあわせて消化。三冊目はこちら。
※映画化される作品はだいたい面白い、という信念に基づき買っています
だいたい外れません。映画が面白いかはまた別です。
行き帰り往復2時間+お昼の30分+喫茶店にいた約2時間で3冊読んだことになります。インプット、いつもより捗りました。
いつもはバイブ音がなるとそちらを見たりしてしまうため、中断によりスピードが落ちるのだと思います。
そしてその後、家に着いた頃には7時となり無事宝箱を開け今回の取り組みを終えました。開けたときの写真を撮っておけばよかった。
スマホを見ても、ニュースやちょっとした連絡が来ている程度。
親が危篤ということはありませんでした。よかった。
・雑感
ということで一日を終えましたが、感想としては最初に書いた通り、
「色々なことが捗るが、いつもアタマを使ってなかった分疲れる」
ということとなります。
ただ、調べ物系がすぐにできないのはちょっと不便さを感じました。
Googleは便利、ということです。(「ぬ」のことを30秒考えました)
もちろんスマホは便利ですし、スマホゲームは楽しいですし、音楽も手軽に聴けて良いのですが、たまーにこうしてビタっと断ってみると、自分が思っていなかった自分の思い込みや、新たな気付きが出てくるので良いなと思います。
(少し外れて)
今回は「スマホ断ち」という企画ですが、私はたまにこうして
「あえて不自由を体験する」「あえて偶然に身を任せる」ことをするのが好きです。
昔やったこととしては、
・行き先を決めずに自転車で信号に引っかからないように走る。具体的には青の信号の方に曲がる
・新幹線サイコロの旅(出た目の数だけ進み、そこで一日過ごす)
などです。
クッソくだらないことではありますが、自分の中の常識でだけ判断するのではなく、興味の外にあることを発見するためのジャンプとしてあえて制限をかけたり、偶然に任せたりしてみるのがなんとなく楽しいし、ワクワクするのです。
今回の試みでも制限をかけてみることで新たな発見がいくつもありましたし、そもそもやっている事自体が楽しかったです。
一日、自分の意志で生きていることを感じられました。
最後大げさになりましたが、インプット・アウトプットともに捗りますし、スマホ断ち、やってみてはいかがでしょうか。
そしてそのための契機としては「クラロワ」、いい理由付けとなりますので、こちらもあわせていかがでしょうか。
無課金でも楽しめますし、宝箱が開くまで時間がかかるため、やりすぎにもある程度制限がかかります。
※私はクラロワ運営とは全く関係がないことは再度表明しておきます
以上、スマホとは節度を保ったよい関係性でいたいですね、といいことを言って本稿の締めとしていと思います。
(了)
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