頭の金色は、好きに生きたい、という小さい記号
天井をボーッと眺める。窓から日の光が差して、白い天井に模様を作っていた。シャンデリアのように光っていた。先生は心理テストの書類を探していた。今日は心療内科の日だった。日の光が美しく感じる。夕方の風が心地いい。ルイボスティーの温かさで安心する。そう感じられるだけでも、僕は少し前に進んでいるのかもしれない。
診察が終わり、待合室に戻った。メールを確認すると「社内での厳正なる面接選考の結果、誠に残念ではございますが、今回は採用を見送らせていただく結果となりました」という見慣れた文