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遺伝

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世界では日々色々な研究が行われ、色々な事が調べられている。
今回は『遺伝』の話をしたい。
人の能力や性格は、親から受け継いだ「遺伝要因」と、生活や教育といった「環境要因」の両方の影響で決まる。
「環境要因」も大事だが、やはり「遺伝要因」の割合はどうしても気になる。
音楽の才能は92%、スポーツの才能は85%、成人期初期のIQは66%、収入は59%。
性格にも大きく影響している。
勤勉性と開拓性は52%。神経質と外向性は46%。反社会性は男性で63%、女性で61%が遺伝の影響。
統合失調症、自閉症、ADHDは約80%、うつ傾向は50%にもなる。
これだけ聞いてしまうと、「これだけ遺伝で決まるなら努力なんて無駄」だと考えてしまう人は少なからずいるだろう。
しかし「遺伝」は両親からだけではない。祖父母や更に祖先の遺伝子も影響する。
そして考えてほしいのが、あなたの両親が「遺伝」として持っていた能力を引き出していないだけの可能性があるという事だ。
例として、始めに上げた「音楽の才能は92%」で話してみる。もしあなたの両親が音楽と無縁だった場合、そもそも才能を開花させるタイミングが無かった事になる。
つまり、あなたに音楽の才能が無いとは言い切れないのだ。
「音楽の才能がある家系の人々」と比べると、もちろんあなたの才能は劣るかもしれない。
日本の音楽教育で「音楽の父」と称される「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ」の一族からは50人を超える音楽家が輩出し、16世紀半ばから約200年にわたって栄えた。
しかし他人と比べた所であなたが変わるわけではない。
重要なのは、もしあなたが音楽が好きなら「遺伝」を理由に音楽に携わるのを諦めるのは勿体無いという事だ。
もちろん音楽に関わらず、他の遺伝にも言える事だ。
あなたに秘められた能力を「遺伝」という縛りで諦めないでほしい。
完全に無視は出来ないほど「遺伝」の影響は大きい。しかし絶対ではないのだ。
「遺伝」を理解し、自分を理解した上で、自分が幸せでいられる形を見つけてほしい。

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