見出し画像

今まで書いた恋愛コラムを解説してみた

先月、peek a booで連載していた恋愛コラム「別にいいじゃん日記」が最終回を迎えた。全9話。

正直、「恋愛テクニック」とか「男って(女って)こうだよね」みたいな言説には疎いので、自分の観測範囲内で感じたことだけを書いた。

一応、書く前に「こういう内容で……」っていうのは毎回伝えていたのだけど、ほとんど自由に書かせていただいて、とても楽しかった。

バレンタインだし、今日は恋愛コラムを自分で解説してみようと思う。

1・夫婦は恋愛したことなくてもいいんじゃないか

山小屋の友人たちと飲んだとき、後輩が「お見合い最強説」を唱えたこと。

戦後生まれは恋愛したことある相手と結婚する人が多いけど、必ずしも「恋愛を経ていなければいけない」ということはないと思う。

同居していた祖父母は祝言の当日だか前日だかに初めて会ったらしいけど、幸せそうだったし。結婚前に恋愛しててもしてなくても、相手との相性によるんじゃないかな。


2・思ってたんとちがーう!パートナーに感じた「期待はずれ」はどう対処する?

担当編集さんにもっとも評判が良かった回。私の誕生日に夫がなかなか帰ってこなかったこと。

私は、たまに見る「期待は悪」論はちょっと厳しすぎると思ってて。「期待ってしちゃうよね。でも、相手が期待どおりに行動してくれなかったときに相手を責めるのは違うよね」って思ってる。逆に言えば、「相手を責めなければ、内心で期待するくらいは別にいいじゃん」って思う。


3・肉食系も草食系も共存したいよねぇ

ゲストハウスに泊まったとき、男友達と若者のセックス観が全然違って、男友達が「時代に取り残されてる人」扱いされてたこと。

この男友達は私のnoteによく登場している。

私は「価値観を押し付けてくれるな!」ってことをいろんな媒体でしつこいほど書いている。それは、彼に価値観を押し付けられてひどく反発したことがきっかけになっていると思う。


4・「結婚って幸せですか?」と聞かれて即答できない理由

19歳の後輩に「結婚って幸せですか?」と聞かれた話。

私は気分屋だから、夫との結婚生活について「心底幸せ♪」と感じる日もあれば、翌日にはもう「なんでこんな奴と結婚したんだろ、離婚してやる!」と思っていたりする。

ごめん、幸せかどうかなんて自分でもわかんないや……。


5・夫を選んだポイントは顔でも性格でもない

「もっとふつうの人と結婚したかった」とぼやいたら、母に「ふつうの人があんたなんかと結婚するわけないでしょ!」と一喝された話。

よく「相手を選ぶポイントは顔・性格・年収のどれ?」みたいに聞かれるけど、どれで選んでも、相手が自分に愛想尽かしたら終わるわけで。

私の場合は「私に愛想を尽かさない人」が第一条件だな。


6・不美人だけどそれで困ったことがない理由

私はたまたま「容姿至上主義者の少ないコミュニティ」に属することが多かったから、容姿差別を受けずに済んできた。

これは、私が運良く差別されずに生きてきた(自分の容姿に対して鈍感でいられた)という話であって、「世の中に容姿差別なんてない」と言いたいわけじゃない。私の知らないところで、めっちゃあるんだと思う。


7・結婚願望が原因で、女友達と縁を切ったことがある

ずっっっっっとモヤモヤし続けていた、ある幼なじみへの思い。

ちなみに、辻村深月さんの長編「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」を読んだとき、「これ、私とあの子の関係そのままじゃん……!」と思った。私は主人公と違って、幼なじみからフェイドアウトしたのだけど。


8・なんで結婚相手にKさんを選んだの?と聞かれて…

後輩の謎の箇条書きメモを見つけてしまった話。

仮説だけど、彼はふたりの女性の間で揺れていて、それぞれの良い面・悪い面を箇条書きにして比べようとしたのかもしれない。恋愛相手をそうやって理性的に選ぶの、私には絶対できないな。


9・自己愛の強い男友達の恋愛相談を聞いていたときの話

「相手から見た自分」にしか興味がないのは恋と言えるのか、という話。

これは本当にブーメランで、自分に刺さる。私も、今の夫と関係を築く前は、「この恋愛によっていかに自分が幸せになるか」しか考えてなかった。

今思うと、当時の私は自分のことしか考えていなかった。私が幸せになれるなら、相手は誰でも良かったんだと思う。

……というわけで、バレンタインだから恋愛コラムを並べてみた。

ぜんぜん甘い話がなくて申し訳ない。

チョコをつまむように読んでもらえたら幸いです。


サポートしていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。いただいたお金は生活費の口座に入れます(夢のないこと言ってすみません)。家計に余裕があるときは困ってる人にまわします。サポートじゃなくても、フォローやシェアもめちゃくちゃ嬉しいです。