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何かを創るためには時間をケチっちゃいけないと思った

だいぶ前に読んだ記事に、こんな言葉が出てきた。

明日食えるかどうかの心配をしながらクリエイティブになれるワケがない。

ちなみにこの記事。

最近、「ほんとそうだよなぁ」と実感することがあった。

たびたび書いているとおり、私は駆け出しのライターで貧乏だ。

収入は、11月分がようやく10万円に達したところ。

ちなみに夫は私以上に稼げていないので、養ってくれる人間はいない。ほとんど「明日食えるかどうかの心配をしている人」だ。

というわけで、今の私はお金に余裕がない。

そして、お金以外にもうひとつ、余裕がないものがある。

それは時間だ。

今の私には休日というものがない。体調を崩して寝込んでいるとき以外はフル稼働。朝起きてから夜寝るまで、以下のことしかしていない。

・仕事(執筆、打ち合わせ、取材)
・noteを書く
・本を読む
・家事
・睡眠

「noteを書く」と「本を読む」も広義の仕事と捉えると、寝ているときと家事をしているとき以外はずっと仕事をしていることになる。

これだけ仕事に時間を費やしていても、月に10万しか稼げないのだ。

私が特別に搾取されている……なんてことはない。どの媒体からも、駆け出しのライターとして一般的な金額をいただいている。

それなのに稼げないのは、単純に書くのが遅いからだ。

要領が悪いのか、ネタ出しも取材も構成も執筆も、とにかく時間がかかる。

だけど、書き続けていれば今よりは「ひと月に書ける本数」か「1本あたりの原稿料」のどちらか(もしくはその両方)が増えるはず……という希望的観測のもと、貧乏暇なしでライターを続けている。

こういうふうにお金と時間にカツカツの暮らしをしていると、「金にならないことに時間を使いたくない」という思考になってしまう。

だけど、この思考はクリエイティブを殺してしまう。

つい最近、そのことを実感した。

先週、ある企画の打ち合わせで新宿に行った。

我が家から新宿に行く場合、もっとも早いルートでも片道1時間かかる。また、交通費はバスと電車で片道610円だ。

「えっ、町田に住んでるんじゃないの!?」と驚いた人は、町田市の地図を見ていただきたい。町田市は広い。町田市民がみんな町田駅周辺に住んでいるわけじゃないのだ。

さて、この日の打ち合わせ時間は約2時間。自宅との往復時間を入れると4時間だ。

つまり、私はこの打ち合わせに4時間と1220円を費やしている(打ち合わせ相手がランチを奢ってくれたため、交通費以外の支出がなかった。ありがたい)

この日の打ち合わせはとても有意義だった。

私が思いついて友人(出版関係)に持ちかけた企画で、概要はLINEで伝えていたけど、直接会って説明することでより具体的にイメージできたようだ。友人も乗り気になってくれたし、彼の仕事の現状を聞けたのも良かった。

だけどこの企画、実はまだ実現が確定ではない。実現できないままにポシャる可能性もある。

帰りの電車の中でそのことについて考えていたら、ふと

「もしもこの企画がポシャったら、今日の打ち合わせに使った時間とお金がもったいないな」

という気持ちが脳裏を掠めた。

自分でもギョッとする。

たかだか4時間。たかだか1220円。それをもったいないだなんて、どれだけケチなんだよ……。

クリエイティブなことをしようと思ったら、時間もお金もかかる。

特に、時間はケチってはいけないと思う。

たとえば、ネタ出ししても企画がなかなか採用されなかったり、ようやく採用されても取材対象に取材を断られてしまったり、そういうことは多々ある。

そのたびに「ネタ出しや取材依頼の時間が無駄だった……」と思ってしまったら、ネタ出しが嫌になってしまうだろう。

コンテストも同じだ。「入選できなかったら執筆にかけた時間が無駄になる」と思ってしまったら、書くのが苦しくなってしまう。

だけど、お金がないとどうしても時間をケチってしまいがちで、そこは本当に気をつけなきゃいけないと思った。


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