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行動に点数をつける

主治医のお話がとてもよかったので今日は全文無料にする。

2021/3/23

起きたら予約投稿していたnoteが公開されていた。

予約投稿していたことを忘れて、同じ時間に日記も予約投稿しちゃってたよ。フォロワーさんのタイムラインに2記事同時に流しちゃった。うるさくてごめんね……。

通院日。身支度をして、歩いて病院へ。

桜の木は、昨日よりさらに多くの花がひらいていた。

東京に住んで長いが、毎年「東京の桜はもこもこしてるなぁ」と思う。北海道のエゾヤマザクラは幹が細いし、ポツポツとしか花がつかないから。

私は情緒がわからない人間なので、ふつうに華やかで楽しそうなものが好きだ。雨より快晴、春より夏、ポツポツの桜よりもこもこの桜が好き。

今日も主治医はゆっくりと話を聞いてくれた。主治医は「僕はカウンセリングできないので……」と言うが、私にとって先生とのおしゃべりはカウンセリングだ。

私「相変わらず元気はないです。でも、やるべきことは一応できてるし、こういうもんなのかな~と思い始めました」

主治医「常に仕事のプレッシャーでエネルギーを消耗してる状態なんでしょうね」

そうなんだろうな。仕事そのもので充電減るのは当然だけれど、私の場合、仕事できてないときもプレッシャーで無駄に電池食ってる気がする。エネルギーの無駄。

私「一日の活動量が少なくて、それで『自分はダメだ』って自責して苦しくなるんです」

主治医「誰と比べて少ないんでしょう?」

私「調子いいときの自分です」

主治医「調子いいときの自分を0と定義すると、調子悪いときはマイナスになりますよね。吉玉さんだけじゃないですが、調子がいい一日を基準にして、できなかったぶんを減点してく方は多いです。減点方式じゃなく、加点方式にしませんか? できたことを書き出していくとか」

私「それ、何年も毎日やってます。手帳にその日したことを箇条書きで書いてます」

主治医「では、やったことに点数をつけるのは? 食事が5点、家事が20点など、あらかじめ点数を決めておいて、一日の合計点を出すんです。そうすればやったぶんだけ加点されますよね」

私「なるほど! やってみます」

主治医「大事なのは点数を変えないことです。食事は5点と決めたら、ずっとその数値でやる。よくあるのが、簡単にできるようになったからって点数を低くすることです」

あぁ、わかる。どん底だった一年前は「着替えができた」「散歩ができた」で喜べたのに、着替えも散歩も当たり前にできるようになった今は、仕事をしても「これっぽっちしか進まなかった、私はダメだ……」と思う。いつの間にか、簡単にできることの点数を下げてしまっているのだ。

でも、「簡単かどうか」と「行動の価値」って比例しないよねぇ。

主治医「調子がいいときの自分や他人と比較して相対評価すると苦しくなりますよね。自分自身を“私はこれだけやったぞ”と絶対評価できたら、今より自責も減りそうですね」

いや、まさに仰るとおり。先生の言葉はスッと頭に入ってくる。


ふとネットで見つけた顔ヨガなるものをやってみたら、わずか数回やっただけなのにフェイスラインがすっきりして驚いた。

フェイスライン、肉がついたと思ってたけどむくみだったのか。わずか数分で痩せるわけないもんね。

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