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最近、妙な夢ばかり見る

最近は眠りが浅く、リアルな夢を立て続けに見る。しかも、起きてからもはっきりと覚えている。

今日は妙に事件性のある夢ばかり見たので、起きたらへとへとになっていた。夫に話したら「面白いから文章にしたほうがいいよ」と勧められ、こうして書き残している。

以下は、私が一晩で見た夢です。

①追っ手から隠れる夢

山小屋のような建物にいる。20人くらいだろうか、山小屋のメンバーもいた。

もうすぐ追っ手が来るらしい。みんな一斉に逃げ出し、同じ部屋に隠れた。

しかし、たとえ自分が見つかっても他のメンバーが逃げ延びられるよう、バラけて隠れたほうがいいだろう。

チヒロ(仮名。実在の友人。夢の中では実際より若い)はそう思い、自分の部屋に隠れる。わざと派手な下着を干し、イヤホンをつけて寝たふりをした。

やがて、追っ手が部屋を仕切っているカーテンを開ける。追っ手は2人組だ。

「狸寝入りじゃないか?」
「……いや、ノイズキャンセリングだ。眠ってるんだろう」

追っ手はそのままいなくなった。下着も、近づきにくくする心理的効果があったようだ。

②豪邸とアリバイトリックの夢

3人の女子高校生がいる。

そのうち1人が豪邸の鍵を持っている。彼女の伯母が管理している屋敷で、親族も自由に出入りできるのだ。仮に鍵を持っている子をA美、あとのふたりをB子、C恵としよう。

3人は屋敷に向かう。途中、A美がなにか口実をつけ、C恵だけ15分遅れで屋敷に到着するよう仕向ける。

A美とB子は先に到着。A美は、B子を心理的に誘導し2階の部屋へ追いやった。

15分遅れでやってきたC恵を、A美はキッチンで絞殺する。この「空白の15分」がなにやらすごいアリバイトリックで、それによってA美は完全に容疑者から外される。

③盲目のおばあさんと花束の夢

高校生くらいの女の子がいる。彼女は毎日、学校帰りに祖母の家に寄る。

祖母は目が見えず、一日のほとんどをベッドで過ごしている。女の子は祖母に頼まれ、毎日ブーケを買って届けている。見えなくとも、香りを楽しめるからだ。おばあさんのベッドの周りは色とりどりの花であふれている。

ある日、祖母の家に行こうとすると、同い年くらいの少女にホースで水をかけられた。金髪で作業着姿の、ふてくされた顔の少女だ。

金髪の少女はおばあさんの目が見えないのをいいことに、孫になりすまして家に入り込むようになる。ブーケを持って。おばあさんを殺害し、金品を奪うのが目的だ。金髪の少女は、おばあさんの持病の薬をフリスクとすり替える。

薬を飲まなくなったおばあさんは次第に弱っていく。私(どっから出てきた?)は、少女と薬がすり替わっていることに気づく。

④等身大の像と、変ななぐさめの夢

私は実家で寛いでいる。

ふと振り向くと、ソファの後ろに等身大のおじさんの像があり、腰を抜かすほど驚いた。陶器でできた松方弘樹のような像だ。

2階で昼寝してから居間に戻ると、またもや像にびっくりして腰を抜かした。そうだ、うちにはこの像があるんだっけ。知っていても、何度も新鮮にギョッとしてしまう。

今日は日曜で、明日は学校に行かなきゃいけない。憂鬱で庭で泣いていると、男の子がなぐさめてくれた。

彼は手に空のタッパーを持っていて、蓋を開け閉めしながら「自分も学校に行きたくなかったけど音楽と出会って救われた」話をする。

「ほら、このタッパーの容器と蓋のように」

そう言われても、比喩が芯を食ってない。

⑤市長とチンピラの大乱闘の夢

荒くれ者のチンピラがいる。そいつはどんどん縄張りを広げているらしい。

市長からチンピラに電話がかかってくる。

「お前ももう落ち着けよ、そんなに悪さばかりしないで。俺の市に帰ってこい」

市長としてはチンピラを更正させる狙いだったが、チンピラは「俺は市長の息子も同然だ」と調子に乗り、ますます縄張りを拡大する。

あるとき、市長の娘が亡くなった。実行犯は別人だが、殺害を指示したのはチンピラだった。チンピラは、あろうことか情けをかけてくれた市長の娘に手を出していたのだ。

それが判明したとき、たまたま市長とチンピラが警察署内に居合わせていて、机や椅子が飛び交う大乱闘になった。私(誰?)は命からがら逃げ出す。

⑥機転をきかせて女の人を救う夢

私と夫は、アルゼンチン人のカップルと一緒に南米の路地を歩いている。

カップルの男はある事件に関与していた。女はそれを知ってしまい、別れを決心する。

しかし、女が事実を知ってしまったことを、男に悟られるわけにはいかない。知ってることがバレたら、女の命が危うくなる。女はあくまで、なにも気づいてないフリをしたまま別れなければならない。私はその手助けをしたい。

「私たちはランチを食べてくから、あなたたちは先に行ってて」

私はそう言い、夫に目配せをした。夫が小さく頷く。

夫と男が去ったあと、私と女は適当な店に入り、ランチを注文した。

大丈夫。男には気づかれていない。きっと、彼女を逃がすことができるだろう。

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