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ドイツ COVID19 リポート: 第三波崩れ、検査付きでの平常化

ロベルトコッホ国立感染症研究所(RKI)のヴィーラー所長は1日記者会見で、「第三波は崩れた」とし、制御しながら緩和していけば指数関数的(加速度的)な増加はもう無いだろうと、ロックダウンに逆戻りする可能性は低いことを示唆しました。

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ドイツにおける感染の危険の度合いも、(半年ぶりくらいに)「非常に高い」から「高い」へ引き下げられました。引き下げの背景には、新規感染者数に並び、集中治療患者数も減少し続けていることがあります。

減少の原因としては、市民が接触を制限してきたことに加え、接種率の上昇を挙げています。ただし各種制限の完全な撤廃には人口の80%が接種を完了することが必要とも。国は7月半ばには成人の接種希望者に少なくとも1回目を提供し終える意向のようですが、接種希望者は全体の約7割といわれ、8割に達するのは難しいとされてもいます。

また同じ記者会見でシュパーン連邦保健大臣は、高接種率の英国でインドで発見された変異株(新しい名称:デルタ)により感染者数が再び増加している例を挙げ、「私たちはまだパンデミックの最中にいる」と警告。デルタはドイツではまだ感染全体の2%程度(先週の時点のRKIの報告)。しかしながら最新の研究報告にれば、これまでの変異株であれば接種一回でも防げた重症化が、デルタにおいては接種を完了(ファイザーなら2回)するまでは効果的に防げないということ。

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夏には接種が進み感染数が少ない英国に旅することも考えていたのですが、このデルタのお陰で渡航制限も厳格化されてしまいました😞 でもドイツ国内でも、陰性証明さえあれば宿泊も外食(マップで赤の地区は屋外のみ)もできるようになってきているので、しばらくは再び戻ってきた貴重な「普通」を楽しもうと思います♪

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